徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

脳神経外科の病気:乏突起膠腫

星細胞系腫瘍より治癒する確率が高い

乏突起膠腫Oligodendroglioma(Grade II)と退形成性乏突起膠腫anaplastic oligodendroglioma(Grade III)の2種類があります。星細胞系腫瘍より治癒する可能性が高い腫瘍で、病理診断が重要です。すなわち、IDH遺伝子変異と第1染色体/第19染色体の欠失を調べることが重要で、乏突起膠腫の診断にはIDH mutationと1p/19q 共欠損の存在が必須となりました。

画像診断で石灰化が認められるものはgrade IIの可能性が高いです。
病理診断で星細胞成分の少ないほど良性と考えられています。

GradeIII乏突起膠腫は可及的摘出が予後を左右

Grade IIの乏突起膠腫の治療は全摘出を目指しますが、残存腫瘍には50.4グレイの局所放射線治療とテモダール化学療法を行います。予後は良好であるといわれています。

GradeIIIの乏突起膠腫は、可及的摘出が予後を左右するので、できるだけ摘出を試みます。術後放射線化学療法が標準治療です。化学療法はプロカルバジン、ニドラン(ACNU)、ビンクリスチンの三者併用療法であるPAV療法が行われますが、最近ではPAVに代わりテモゾロマイドが使用されています。放射線治療は放射線障害を少なくするためにはIMRTという照射方法がすぐれており、54グレイの照射が行われます。

しかし、最近では放射線治療なくテモゾロマイド単独治療が行われる傾向にあります。

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