徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

脳神経外科の病気:脊髄動静脈奇形

動脈と静脈のつながりが脊髄で発生

心臓から出た血液は、はじめ動脈を通りだんだん細くなって毛細血管で酸素を体中に配り、最後は静脈を通って、また心臓に戻ります。しかし、毛細血管を通ることなく、動脈と静脈が直接つながってしまうことがあり、動静脈奇形とよばれています。この病態が脊髄で起こるのが脊髄動静脈奇形で、動脈と静脈の吻合部がどこにあるかによって、3つに分類されています。

  1. 脊髄硬膜動静脈瘻:吻合部が脊髄を包む硬膜に存在する
  2. 脊髄辺縁部動静脈瘻:吻合部が脊髄の表面に存在する
  3. 脊髄髄内動静脈奇形:吻合部が脊髄の内部に存在する

血流障害や拡張した血管による脊髄の圧迫や、異常血管からの出血によって脊髄の障害が出ることがあります。

外科的手術かカテーテルを用いて治療

治療は動脈と静脈の異常な吻合部を閉塞して、異常な血流を止めることで、外科的手術とカテーテルで治療する血管内塞栓術があります。外科的手術は、全身麻酔下に背部を切開して背骨の一部を削り、手術用顕微鏡を用いて異常な吻合部を直接確認して遮断します。カテーテルを用いる血管内塞栓術は、太ももの付け根からカテーテルを挿入し、血管の中から異常な吻合部を閉塞させます。一般的に硬膜動静脈瘻と脊髄辺縁動静脈瘻は完全閉塞できることが多いのですが、脊髄髄内動静脈奇形では完全閉塞が困難なことが多いのが現状です。

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