徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

病気の治療

medical treatment

脳神経外科の病気:類皮嚢胞

類上皮腫と同様にゆっくりと増大

類皮嚢胞は、第4脳室と小脳虫部、次いで前頭葉の下側にできやすい腫瘍です。腫瘍壁が皮膚で、嚢胞内には脂肪(皮脂)や毛髪などがたまっています。良性腫瘍で類上皮腫と同じく緩徐に大きくなり、周辺組織を圧迫するようになります。

MRIでは類上皮腫と同様に拡散強調画像で高信号を呈し、白く描出されるのが特徴です。MRIのfat saturation法にて画像が鮮明に描出されます。内容物が漏出されると髄膜炎様症状が出現します。また開頭時に丸い脂玉が髄液腔から浮いてくる場合があります。この場合はruptured-dermoid cystと表現され、MRIで脂肪球として描出されます。

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