徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

小児科の病気:神経芽腫

主としておなかにできる小児がんの一種

小児がんのなかでは、白血病や脳腫瘍についで多く、小児のおなかにできる代表的ながんです。おなかの中でも副腎といわれる腎臓の上にある臓器や交感神経節と呼ばれる背骨の両側にある神経由来の組織にできることが多く、おなかの腫瘍として発見されます。また、交感神経節は首から骨盤まで続いており、おなかだけでなく、頸部や胸部からも発生します。

1歳以下で発症することが多く、大部分は5歳以下で発見されます。発見時には転移していることも多く、おなかのしこりとして発見される以外に、骨への転移による手足の痛みや目の奥の骨に転移すればまぶたが腫れたりします。また、発熱や顔色不良、不機嫌、元気がないなど漠然とした症状が続くこともあります。

高リスク群の生存率は3割にとどまる

診断には、尿検査や血液検査、MIBGシンチグラム、CTやMRI検査などが有用です。神経芽腫の疑いが強くなれば、手術で腫瘍の一部を採取する生検を行い、腫瘍の特性を詳しく調べます。腫瘍の特性により、化学療法(抗癌剤治療)や放射線治療、手術を組み合わせる集学的治療を行います。低リスク、中間リスク、高リスクの3つのグループに分けられますが、低リスク群では90%以上が長期生存し、中間リスク群では70〜90%が長期生存します。しかし、高リスク群では長期生存は約30%にとどまります。小児科はもちろん他科との連携も必要のため、一般病院よりも大学病院や小児病院などの専門施設での治療をお勧めします。

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