徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

小児科の病気:臍帯ヘルニア

出ている臓器が多いと手術は数回に分けて施行

生まれつきおなかの壁に穴ができてしまい、へその緒(臍帯)の中に胃や腸、肝臓といったお腹の臓器が出たままの状態がこの病気です(写真)。生後すぐに診断はできますが、最近では胎児期に超音波検査で診断されることが多く、あらかじめ小児外科医のいる施設へ紹介され出生するケースが増えてきています。

臍帯ヘルニア

臍帯ヘルニアの治療は、手術でおなかの外に出ている臓器を中に戻し、おなかの壁を閉じることです。穴の大きさが小さいものでは出ている臓器も少ないため1回の手術でおなかの壁を閉じることができますが、穴の大きさが5cm以上と大きい場合は、肝臓など多くの臓器が出ており、何回かに分けて手術を行い、臓器をおなかの中に入れていきます。これを多期的手術といい、通常は1〜2週間でおなかの中に収めることができます。

染色体異常との併発に注意

また最近、臍帯の膜全体を褥瘡で使用する充填物を用いていったん皮膚のように硬くしてから、体が大きくなった生後6、7カ月で安全におなかを閉じる手術を行っている施設もあります。

臍帯ヘルニアに心大血管奇形などを合併することもありますが、穴の大きさが小さい赤ちゃんのなかには染色体異常(13トリソミーや18トリソミーなど)をもっていることがありますので注意が必要です。新生児科と小児外科の専門医がそろった施設に入院されることをお勧めします。

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