徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

小児科の病気:先天性腸閉鎖症・狭窄症

他の消化管奇形や心大血管奇形を伴うことも

生まれつき腸(十二指腸および小腸)の一部が途切れている腸閉鎖(写真)と、狭くなっている腸狭窄があります。新生児で手術が必要な病気のなかでは、直腸肛門奇形についで多くみられます。腸閉鎖症は十二指腸および小腸の両者とも多くみられますが、腸狭窄症は十二指腸に多く見られます。十二指腸閉鎖・狭窄症では、ダウン症や他の消化管奇形(先天性食道閉鎖症や直腸肛門奇形など)、心大血管奇形などを合併することがあります。

先天性小腸閉鎖症

胎児期の超音波検査で診断可能

症状としては腹部膨満と嘔吐(ほとんどが胆汁性で黄色や緑色のものを吐きます)が主で、これは飲み込んだものや腸液が狭窄部または閉鎖部の手前にたまることが原因です。腹部のレントゲン写真や肛門から造影剤を入れる注腸造影検査で、ほとんどの場合、診断が可能です。最近では胎児期の超音波検査でわかるようになっています。

放置しておくと腸の一部が破れてしまう(穿孔と言います)ので、早急な治療が必要になります。まず、鼻から胃まで管を通してたまった腸内容を吸引し、点滴で脱水を改善させ、状態が落ち着いた時点で手術を行います。手術は狭窄部や閉鎖部を切除して腸どうしを縫い合わせてつなぎます。小腸が短くなく、手術後の経過が問題なければ、普通のお子さんと同じように成長できます。

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