社会医療法人 社団木下会館山病院
南房総・館山は、黒潮の影響を受け、冬でも花が咲く温暖な気候と南房総国定公園に指定された変化に富んだ海岸線、緑あふれる野山や新鮮な海と山の幸に恵まれた自然豊かな町です。
そして、南総里見八犬伝のモデルとなった戦国大名里見氏ゆかりの史跡などが残る歴史とロマン漂う町でもあります。
院長メッセージMessage from the hospital director
いつでも相談できる「かかりつけ医」
当院は1891(明治24)年4月に、館山町民が「館山病院設置連名簿」を安房郡長へ提出、同年10月に内科病院を開業したことに始まります。1923(大正12)年の関東大震災で、病棟(当時80床)などが倒壊したものの、翌年7月に再建。館山市出身で資生堂創始者の福原有信氏からの支援を受け「株式会社館山病院」となりました。61(昭和36)年に医療法人格を取得し、博道会館山病院として地域医療の一翼を担う病院となりました。2012年からは社会医療法人社団木下会の一員となり、現在に至っています。
現在の当院は一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、障害者病棟、医療療養病棟を抱え、医療・介護さらに在宅ケアも行い、いつでも相談できる「かかりつけ医」としての役割を果たしています。「在宅で安心して暮らせる」社会の実現に向け、お手伝いができる病院を目指しています。地域の方々には「来てよかった、あって良かった」と思っていただける病院でありたいと願っています。
12年5月に病院長に就任した私は、地域医療に携わる一環で地区医師会の理事を5期務め、現在は副会長として活動しています。今後も超高齢化が進みつつある安房の地域医療の基幹病院のひとつとして、地域の皆様の健康増進、福祉の充実にお役に立てるように努力してまいります。
看護責任者メッセージMessage from the hospital director
医療・介護提供し地域を包括的に支援
当院が立地している館山市は房総半島の南部に位置し、年間の平均気温は16度以上。青い海と富士山、沿道には色とりどりの花々が咲き絶好のロケーションを堪能できます。とくに1~3月にかけては色鮮やかです。風光明媚な環境に加え、1月の若潮マラソン大会、夏の花火大会など各種イベントも行われ、イベントによっては15万人以上が訪れるなど観光地でもあります。
当院は1891(明治24)年10月4日に地域住民の寄付によって創設され、2005年に徳洲会グループの病院として生まれ変わりました。長い歴史のなかで、それぞれの時代で必要とされた医療への取り組みをうかがい知ることができます。
病床数は208床、20年前からは地域の高齢化に備え、現在のケアミックス型の病院機能を整えました。介護事業も展開しており、館山市から受託した地域包括支援センター、訪問看護ステーション、リハビリテーション強化型の通所リハビリ、生活訓練施設などを併設しています。まさに地域包括ケアシステムを見据えた体制ともいえ、今後も地域と共に創生していく病院の自律性を大切にしていきたいと思います。
看護部では人材育成に注力しています。キャリアラダーによって業務遂行能力を高めることを基本方針とし、クリニカルラダーを導入して専門職の育成にも努めています。地域医療に求められる"ジェネラリスト"としての力を養いつつ、専門的な知識・技術も高め、地域への貢献、看護部の強化・飛躍を目指します。
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