徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

離島・へき地医療

Remote island / Remote medical care

医療法人 徳洲会沖永良部徳洲会病院

沖永良部島は周囲が約50Kmで北東に徳之島、南西に与論、沖縄を望むことができます。
奄美大島と沖縄本島との中間的な場所に位置し、文化的にも琉球と奄美(薩摩)がつながりとけあうところ、それが沖永良部島です。 また、南国だけあって海は本当に綺麗です。コバルトブルーやエメラルドグリーンという形容詞の意味が分かると思います。br> 島の基幹産業は農業でテッポウユリやグラジョウラス、フリージアが有名です。 また、花の島ということもあり、島のいたる所でハイビスカスやテッポウユリ、グラジョウラスが咲いています。 3月下旬-5月ぐらいまでは畑いっぱいのさまざまな花を見ることができます。

院長メッセージMessage from the hospital director

島だからこそできる医療

日頃より沖永良部徳洲会病院を支え頂き、誠にありがとうございます。

当院は2017年12月1日に念願であった病院の新築移転となりました。 それと前後しCTやMRI、電子カルテ導入などにより医療機器の充実を図っており、昨今の医療の進歩に取り残されることの無いように、設備はもちろん私達職員も最新の医療技術の習得、修練に絶えず努力を続けております。

ところで、島で診療にあたっていますと、患者様方やご家族様から「離島では何も出来ない、、、」と言う事をよく聞かれますし、雰囲気として察する機会も少なくありません。 確かに医療資源も限られており、島外の施設へお願いすることも多々ございます。

しかしながら、逆に「島だからできる」こと、「島だからこそできる」事が数多くあると考えています。 ひとつ例を挙げるなら、患者様方との距離感が挙げられます。この親近さは都市部での施設ではなかなか体験できるものではありませんし、これが我々の目指す目標到達への近道となったことを、この島に来てよく体験しております。 これまで私自身、様々な離島や僻地で働かせて頂きましたが、これは沖永良部島では顕著に見受けられ、この島の強力な武器となり得るものと考えております。

幸いにも当院では多くの施設から多種多様な専門領域の先生方やスタッフから応援を頂き、助けて頂いております。 さらにこの島には当院以外にも素晴らしい先生方もいらっしゃいます。

この素晴らしい環境を存分に生かし、連携を密にとることによって、これからは患者様が島外などへ出向くのではなく「医療者」が「患者様」のもとへ出向き、最新の医療を島内で実現する社会を目指すべきではないでしょうか?「島で出来ることは島で」をモットーに、さらに「島で出来る」事のますますの拡充を図るために、設備ももちろんですが、われわれ職員も絶えず努力していく所存でございます。 これこそが徳洲会の理念であります「生命だけは平等だ」を実現する近道であるものと信じ、さらに邁進していきたいと存じます。

今後もさらなるご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申しあげます。

看護責任者メッセージMessage from the hospital director

人との近さを感じる温かい空気感
看護責任者

沖永良部島は、鹿児島市から南へ552㎞、北緯27度線上に浮かぶ周囲約56㎞の隆起サンゴ礁の島です。花と鍾乳洞の島として有名で、島の玄関口である空港も「えらぶゆりの島空港」と改名されました。

年間平均気温22℃と温暖な気候の下で育った島民は、穏やかで温かく人情味あふれる人たちが多く、院内も自然と温かい空気が流れます。小さな島の病院なので入院患者さんは職員の関係者であることが多く、島外から応援に入った医師、看護師の多くが、患者さんとの距離が近いとの感想を残していきます。近年、気薄になりがちな人と人とのつながり、ふれあい、温かさを感じながら看護に携わることができます。

看護部は看護師68人、看護補助者26人。地元出身の職員で島民の健康を守ることが理想ですが、グループ施設からの応援に頼らざる負えない状況です。

多くの島民が南の島特有の方言を使い、特に高齢者の方言は地元出身の私たちでさえわからないことがあり、コミュニケーションが取りにくいこともしばしばあります。私たちもまた島民であり、この南の小さな島で暮らしながら島の医療を支えています。

近年、鍾乳洞の島ならではの地底探検(ケイビング)で夢のような世界が紹介されていますが、豊かな自然に癒されながら私たちが忘れてはいけない大切な部分、人と人とのつながり、近さを感じてみませんか?

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