徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

離島・へき地医療

Remote island / Remote medical care

医療法人 徳洲会徳之島徳洲会病院

徳之島は鹿児島県本土から南へ約468km、周囲約90kmの亜熱帯の島です。徳之島町・天城町・伊仙町の3町からなり、人口は約3万人です。 亜熱帯気候をいかしたサトウキビ栽培を中心として、馬鈴薯やサトイモ、マンゴーやタンカンなどの果樹園芸が盛んに行われています。 スキューバダイビングなどのマリンスポーツも盛んですが、徳之島は闘牛と黒糖焼酎が一番有名です。 この徳之島に昭和61年10月1日に開設した徳之島徳洲会病院では、徳洲会の「命だけは平等だ」の理念の下、島民の生命と健康を守る責任は重大であり、外来、病棟、訪問診療・看護、予防接種、学校検診など島における医療・福祉・介護を行い、救急の搬送受け入れなど急性期から慢性期疾患を含めて、島民の生命と健康を守る病院として職員と一丸となって日々奮闘しております。

院長メッセージMessage from the hospital director

院長
結いの精神れ連携を進める

徳之島徳洲会病院は徳之島の基幹病院で、1986年10月1日に開設し、歴代の院長、職員、住民、応援の先生方、行政の方達の血の滲むような努力と愛情により支えられてきました。

2016年には築30年となり、歴史的な重みを感じるこの頃です。建物はかなり老朽化し、そろそろ建て替える時期にきております。徳洲会文化を継承して次の世代にバトンタッチするためには、移転して建て替える必要があります。医療の進歩や少子高齢化の荒波のなかで、いかに地域に根差した医療を展開できるかどうかが課題であり、職員一人ひとりが考え、知恵を絞って徳之島に相応しい病院を建てる気概をもって病院計画を進めていきたいです。

徳之島は特殊出生率が全国でもトップクラスですが、子どもの数が減少し、高齢化も進んでいます。また、当院における過去の5年の死亡統計では40代世代では循環器疾患が第1位(55%)、50代世代ではがんが第1位(19%)、60代世代ではがんが第1位(42%)となっています。この数字をみますと中高年世代では循環器疾患やがんで亡くなる人が多く、長寿の島である一方で、早世の島の傾向が表れていることを危惧しています。

島における食生活が変化し、高たんぱく・高脂質食が我々の体を蝕み、不健康な体になっている現実を見直し、運動不足を解消して、健康寿命を延ばす努力が必要かと考えられます。健康的な人が増えれば、若い世代に負担をかけずに高齢化社会がよりよくなるはずです。

将来の徳之島の医療を考えていくうえで、認知症の人たちに対してどういう支援をしていくかが課題として挙げられます。徳之島は従来からお互いに助け合いの精神(結い)が強く、郷土に対する愛郷心も高い島でした。これからの時代においてもこの結いの精神が非常に大事で、行政、病院、職員、地域の皆様が一緒にこの地域の医療・教育・福祉を支えていく体制づくりが求められています。つまり、安心して働ける環境づくり、医師、看護師、助産師、保育士、コメディカルなどの確保、子どもの発達・教育を支える環境などの整備が急務となっています。

看護責任者メッセージMessage from the hospital director

大切なのはチームワーク
看護責任者

奄美群島のほぼ中央に位置する徳之島は、元気なお年寄りが多い「長寿の島」であると同時に、1人の女性が一生に産む子どもの平均人数が日本一多い「子宝の島」でもあります。2016年合計特殊出生率1位が伊仙町、6位が徳之島町、10位が天城町と、徳之島3町が上位を占めています。その要因には家族だけではなく、地域全体で子どもたちを育てていく環境が今も受け継がれていることも影響していると思います。

当院は24時間365日体制で救急・総合診療を担う、この島の「最後の砦」です。島内で発生する年間約1000件の救急搬送のうち、約8割が当院に搬送されてきます。緊急に専門的医療が必要な場合、ドクターヘリ・自衛隊搬送にて奄美大島・鹿児島・沖縄の専門病院へ患者さんを搬送します自衛隊搬送・民間機の際は医師や看護師が同乗し安全に送り届ける役割を果たしています。

離島では人や物資も限られ、自然環境にも左右されます。その中でいかに安全な医療を行うかを常に考えなければなりません。フライトナースの役割・患者さんの生活をもふまえた相互的な看護が必要とされます。限られた環境のなか、スムーズかつ安全な医療を行うため当院が大切にしていることはチームワークです。職種の垣根をこえ助け合う「結いのこころ」を大事にしています。グループ内外からの医師・看護師・パラメディカルの応援、研修等で常に新しい風が入り、教育面でも良い影響を受けています。

地域に密着した病院として、住み慣れた場所で医療が受けられるよう病院一丸となって奮闘していきたいと思います。

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