徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

離島・へき地医療

Remote island / Remote medical care

医療法人 沖縄徳洲会与論徳洲会病院

与論島は鹿児島県最南端、沖縄の北27kmに位置し、島の周囲22km、エメラルドグリーンの海と、サンゴ礁のリーフに囲まれた緑豊かな島です。 平均気温22度と暖かく、一年中ハイビスカスやブーゲンビリア等の花々が咲き乱れ、観光やダイビング等で、人口5700人の何倍もの人々が訪れます。 農家では、サトウキビのほかにドラゴンフルーツ、マンゴー、パッションフルーツ等の亜熱帯果樹の生産も盛んです。 さらに子牛の産地でもあり、生後10カ月前後で県外に出荷されます。島内で約5100頭の牛が登録されています。 島では酒の場で古くから伝わる「よろん献奉」が行われます。酒を注ぐ人(親)がいて、注がれた人は口上を述べてから一気に飲み干します。それが順に全員に回って行きます。 親が何人か出るとその分杯が回り、そして酔いも回り宴も酣(たけなわ)となります。 もともとは来客を持て成す手法が、今では結婚披露宴や町の居酒屋、海辺の飲み会などいたるところで行われています。

院長メッセージMessage from the hospital director

院長
人や医師としての原点がある

離島・へき地医療は、人として、医師としての原点を教えてくれます。

ひとつは、人との交流の大切さです。私は、医師になって?年目くらいまで沖縄の南部徳洲会病院に在籍しながら、鹿児島県の沖永良部島や喜界島、加計呂麻島など奄美の徳洲会の医療機関を回り、各施設で2週間程度診療を行いました。医師が少ないため、さまざまな医療機関から医師が応援に入りますが、彼らから自分の専門でない診療科や、知らない地域・病院の話を聞くのは新鮮でした。

患者さんとの交流も活発ですが。島内は人間関係が濃く、ある病室を調べたら「患者さんすべてが親戚同士だった」なんてことは日常茶飯事。島にいると大家族のなかで過ごしている感覚になります。患者さんからの"感謝の度合い"は大きく、医療従事者としての喜びを実感できます。

1998年に現職に就いて以来、できるだけ人と交流する機会を病院で設けたいと考え、取り組んできました。そのひとつが終業後の懇親会で、今も多いときは週5日開催しています。

もうひとつは「目の前の人をどこまで救えるか」ということです。離島では医療資源が少なく、与論島では病院は当院しかありまでん。島外での受診は患者さんの負担が増えるため、島内で完結する医療が理想です。

このため医療知識・技術の向上はもちろんですが、特別診療の科目増加、MRIやPACS(医療用画像保管伝送システム)、電子カルテの導入など、ハード・ソフトの両面で充実を図っています。

もちろん救急を断ったことはありません。限られた資源のなかで、どれだけ患者さんを救えるか、医師の使命をつねに突き付けられている気がします。離島・へき地での医療で、私は医師としてだけではなく、人としても成長できたと思います。当院を大切に思ってくれる島の人たちのために今後も努力していきます。

看護責任者メッセージMessage from the hospital director

「島は一つ」の考えで連携強化
看護責任者

東洋の真珠と言われる奄美諸島最南端の島、与論島。

当院は島で唯一の病院であり、24時間救急患者の受け入れ体制をとっています。最期は自宅で迎えたいという島の人たちの気持ち思いを支えています。

「島は一つ」の思いから、近隣のクリニックや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、障がい者施設などと連携を図っていますが、高齢化、少子化がどんどん進む中、今まで以上に連携強化を図っていきたいと思っています。

医学や福祉を取り巻く環境が厳しい中、患者様からの「ありがとう」の言葉に仕事の楽しさ・嬉しさ・喜びを感じています。この与論島で住み続けられるように「最善のサービスとは何か?」を問い続けながら、地域の人たちと共に歩んでいきたいと思っています。

また、職員が満足できる病院作り、質の高い医療提供を実現出来るよう、日々精進して参ります。

「島は一つ」の思いを子や孫につなげていきたいと思います。

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