徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)2月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1172 三面

札幌東病院がRPA用い業務改善
患者体験価値の向上目指す

札幌東徳洲会病院は佐々木寿希・医事課課長兼システム管理課課長を中心に、RPA(Robotic Process Automation)を活用した業務改善を積極的に進めている。RPAとは、これまで人間が行ってきた事務作業の一部を、パソコン内にあるソフトウェア型のロボットが代行・自動化する取り組みだ。

ロボット代行で月46時間短縮

「RPAを活用し業務改善へ」と佐々木課長 「RPAを活用し業務改善へ」と佐々木課長

同院はRPAツールを昨年1月から2カ月ほどテスト導入、使いやすさを確認し同年3月末に本格導入した。主に医事課の業務で使用しており、たとえば①電子カルテ上に作成した「病院日誌」をもとに、エクセルで作成した別のデータベースに数値を自動入力、②月に数百通届く「要否意見書」をスキャンして文字を認識、名前や住所から電子カルテ上にある患者IDを自動検索してリスト化――など作業を代行する。

佐々木課長は「毎朝ルーチンで行っていた雑務を自動化でき助かっています。一つひとつの作業はそれほど大変ではありませんが、試算すると月間46時間ほどの業務短縮につながっています」と効果を実感する。

RPAツールが業務フローを覚え作業を代行 RPAツールが業務フローを覚え作業を代行

こうした作業はRPAツール上にフローを作成、作業開始時間を指定することで代行・自動化できる。フロー作成はわざわざ業者を呼ぶ必要がなく、職員自ら行うことができるのもメリット。これまで人間が行っていた作業を“分解”し、たとえば1から10まである作業のうち、3つでもRPAに任せることができれば大きな業務改善につながる。

これまでこうした雑務は若手が担うことが多かった。しかし、RPAが作業を代行することで、若手が早いうちから、患者さんとの対話を中心とした“質”にかかわる仕事に従事でき、長く働ける職場環境づくりにも寄与する。

佐々木課長は「RPAに任せられる作業は無限にあると思いますので、これからもどんどん活用していこうと考えています。余裕ができた分で患者さんとの対話を増やし、患者体験価値の向上に努めます」と意気込みを語る。

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