2019年(平成31年)2月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1172 三面
新春の笑い届ける
宇治病院が新春落語会
「金明竹」を披露する桂しん吉さん
宇治徳洲会病院(京都府)は1月19日、院内の講義室で新春落語会と医療講演を開催した。同院は医療講演をより楽しんでもらいたいと、通常の医療講演とともにロビーコンサートなどを実施。落語会もその一環で、2016年から年1~2回行っている。
4回目の今回は桂しん吉さんと桂米左さんが出演。講義室の正面に高座を設け、しん吉さんは「金明竹」、その後、米左さんは「ふぐ鍋」の演目を披露した。集まった約100人の観客は、ふたりの軽妙な語りに引き込まれるとともに、声を上げて笑い堪能していた。
終了後、観客からは「とても楽しかったです」、「楽しみにしていて、今回も来ました」との声が聞かれた。同院の林裕一・事務次長は「医療講演の機会に楽しんでほしいと、末吉敦院長の発案でいろいろな企画を行っています。とても好評いただいております」と、今後も継続する意向を明かした。
寄席に先駆けて行った医療講演は、もの忘れ外来を担当している金東一医師が認知症について疾患の概要などポイントを解説した。