徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

肝臓・膵臓内科の病気:脂肪肝・非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

原因は生活習慣

健康診断等で発見される肝臓に脂肪分が沈着した脂肪肝は、多くはアルコールの過剰摂取あるいは生活習慣やそれに関連した疾患(糖尿病、脂質代謝異常症など)によって生じます。
一方、アルコールを飲まない方の脂肪肝を非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)といいます。NAFLDは肥満や生活習慣病が原因のことが多く、単純性脂肪肝と非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)に分けられます。NASHは病状の改善がなければ肝硬変や肝がんに進行する脂肪肝のことで、NAFLDの10~20%を占めると考えられています。
NASHの発症はNAFLDから進行すると考えられていますが、その機序に関してはさまざまな要因が考えられ、いまだ解明されていません。NASHは軽度の肝炎から肝硬変まで病状の程度はさまざまで、なかには数年で急速に肝硬変へ悪化していくタイプがあります。しかし肥満や生活習慣病の治療によって病状が改善することはわかっていますので、健康診断等で脂肪肝と指摘された方、あるいは脂肪肝になりやすい糖尿病や脂質代謝異常症など生活習慣病を持つ方は十分注意する必要があります。

脂肪肝は症状がない

NAFLDはもちろんですが、NASHも病状が悪化し肝硬変や肝がんを併発しない限り症状は認められません。そのため症状だけではこれらの疾患に気づくことは不可能です。よって、まず脂肪肝であることに気づき、さらに肝硬変や肝がんが生じないうちに以下の方法で早期発見されることが望まれます。

肝生検でNASHがどうかを診断

前項の通り症状はありません。多くの方は健康診断を含めた偶然の血液検査あるいは腹部超音波検査で発見されています。特異的な血液検査項目はなく、B型肝炎やC型肝炎など他の肝疾患が否定され、アルコールを飲まないことからこれらの疾患が疑われます。以上に加え腹部超音波検査で脂肪肝が認められればNAFLDと診断できますが、NASHであるかどうかの診断は肝生検という肝臓の組織を採取して顕微鏡で脂肪沈着と肝炎・線維化の所見の程度を確認して行います。

生活習慣の改善が第一

現在のところ未解明な部分が大変多く確立した治療法はまだありません。ただし、前述したとおり食事や生活習慣の改善を行い、体重を減量し、糖尿病や脂質代謝異常症などがある場合はそれらの病気をよい状態に安定させることによって、NAFLDやNASHは改善することがわかっています。特にNASHは現在病気の解明や薬の開発が継続中で今後の成果が期待されますが、NAFLD、NASHいずれもこれらの対処を行うことが現在唯一の治療法ということになります。

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