徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)7月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1244 一面

NPO法人TMAT 「令和2年7月豪雨」で出動
熊本県内の避難所中心に支援
感染対策を徹底し活動

【速報】 国内外の大規模災害で被災地に赴き医療支援活動を行うNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は、「令和2年7月豪雨」で被災した熊本県に隊員を派遣、7月5日から人吉市や葦北郡芦北町、球磨郡多良木町などで、新型コロナウイルス感染症への対策を講じながら避難所支援を中心に活動を継続している。

初の避難者移動や避難所開設支援も

球磨川の氾濫により泥まみれの道路(人吉市)球磨川の氾濫により泥まみれの道路(人吉市)
避難者の服薬状況を確認する福岡病院の坂元医長(左)と伊藤看護師避難者の服薬状況を確認する福岡病院の坂元医長(左)と伊藤看護師

TMAT事務局は、気象庁から熊本県と鹿児島県に大雨特別警報が発表されたことなどをふまえ、4日早朝に情報収集を開始。熊本県内の球磨川で複数箇所が氾濫し、大規模な水害が発生するなど被害の大きさから、熊本県への隊員派遣を決定した。

まず先遣隊として、福岡徳洲会病院の坂元孝光・消化器内科医長、鈴木裕之・救急科医長、川添陽介看護師、和田秀一看護師、西原健太・資材課職員の5人を派遣。5日から8日まで活動した。初日に所用で熊本県内に滞在していた湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の浦部優子・非常勤医師が合流。班を分けて人吉市、芦北町、多良木町などで主に避難所の状況確認、外傷の処置や常備薬の処方希望など診療支援を行った。また、避難所の環境が悪く、さらに周辺の避難所に避難者を移動させる支援や、避難所を一から立ち上げる支援など、TMATにとって初となる任務も経験した。途中、物資の調達で徳洲会グループの鏡クリニック職員(熊本県)が協力する場面も見られた。

避難者の受け入れに向け段ボールベッドを整備(旧多良木高校)避難者の受け入れに向け段ボールベッドを整備(旧多良木高校)
熊本県庁内の災害対策本部でTMAT の活動を報告する福岡病院の鈴木医長(右)熊本県庁内の災害対策本部でTMAT の活動を報告する福岡病院の鈴木医長(右)

一方、本隊第1陣は八尾徳洲会総合病院(大阪府)の當麻俊彦・整形外科部長、札幌東徳洲会病院の合田祥悟・救急集中治療センター医師、福岡病院の伊藤舞看護師、東大阪徳洲会病院の上國料一康看護師、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の橋本夏実薬剤師、和泉市立総合医療センター(大阪府)の武智一将・医事課副主任の6人で、8日に現地入り。先遣隊から引き継ぎ、そのまま残った浦部医師とともに活動を開始した。主に人吉・球磨地域で診療支援、避難所支援を実施。このうち、球磨地域の旧多良木高等学校避難所では当初、教室を避難場所としていたが、8日に一時、天候が回復したため、他地区・孤立集落から240人の避難者を受け入れる可能性を、医療調整本部が示唆。隊員は県や行政職員らとともに体育館の清掃や段ボールベッドの設置など受け入れの体制づくりを務めた。TMAT事務局は、現地からの報告などを受け、引き続き支援のニーズが高いと判断し、第2陣の派遣も検討中だ。なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、今回、感染対策を徹底したうえで派遣。事前にマニュアルを整備したり、健康チェックを行ったりし第1陣からはPCRなど検査での陰性確認も義務付けた。活動中では避難者への診療時にマスクやゴーグルの装着、手指消毒の徹底などを義務付けている。

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