徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)11月11日 月曜日 徳洲新聞 NO.1210 三面

福岡病院臨床試験センター
SNSテーマに優秀演題
CRCと臨床試験のあり方を考える会議

優秀演題で表彰を受ける田中職員(左から2人目) 優秀演題で表彰を受ける田中職員(左から2人目)

第19回CRCと臨床試験のあり方を考える会議2019 inYOKOHAMAが9月14日から2日間、神奈川県で開催され、福岡徳洲会病院の田中愛矢菜・臨床試験センター職員(治験コーディネーター=CRC)が一般演題で優秀演題に選ばれた。

テーマは「被験者のソーシャルメディア利用について考える」。目的は被験者による情報発信の現状と今後の課題の検討。2018年4月から1年間、Google検索で「治験ブログ」というキーワードを検索し、治験に参加または治験の同意説明を受けたことを投稿しているブログを抽出、治験に関する記載情報をまとめた。

なかには被験者しか知り得ない情報を公開しているブログもあり、依頼者の知的財産の侵害となる可能性もあると指摘。今後について「プロトコル(実施計画書)ごとに秘密にすべき情報を依頼者と協議し、同意説明文書などをとおして被験者に、ソーシャルメディアでの公開を控えてほしい内容を確実に伝えることが重要です」とまとめた。

受賞にあたり田中職員は「SNSに関する問題は皆が何となく気付いていながら、スルーしていたと思い、着目しました。今回、大勢の方々に注目していただけて嬉しいです」と笑顔を見せていた。

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