徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(平成31年)4月1日 月曜日 徳洲新聞 NO.1178 四面

長・共愛会病院医長
北海道形成歯科研究会で奨励賞

「論文を作成していきたい」と長医長 「論文を作成していきたい」と長医長

共愛会病院(北海道)の長太一・歯科口腔(こうくう)外科医長は3月9日から2日間、札幌市内で開催された北海道形成歯科研究会スプリングセミナー2019に参加、発表した演題が奨励賞を受賞した。

テーマは「分子標的薬の関与が疑われたインプラント周囲炎から顎骨壊死(がくこつえし)に至った1例から考える」。分子標的薬スニチニブは、根治切除不能または転移性の腎細胞がんおよびイマチニブ抵抗性腫瘍の治療薬として無増悪生存率を延長。一方、同薬による血管新生の阻害は、創傷治癒に影響を及ぼし、創傷治癒遅延や創哆開(しかい)(手術後に縫合創が開く)、出血など創傷治癒不全が生じることを指摘した。

また、同薬による血管内皮増殖因子(VEGF)シグナル経路の阻害は、顎骨壊死を生じさせるとの報告があるが、インプラント周囲炎から薬剤関連性顎骨壊死(MRONJ)を生じた症例は報告されていない。発表では、スニチニブ使用患者さんに発症したインプラント周囲炎から生じたMRONJについて、対応策と今後の課題について発表した。

長医長は「奨励賞をいただき大変光栄です。今後ますます増加すると思われる本症例に対して注意喚起できた意義は大きく、これに弾みをつけて論文などの形にしていけたらと思います」と意気込みを語った。

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