徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)10月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1157 二面

摂食嚥下リハビリ強化
与論病院

患者さんごとに食事条件や手技の方法をカードにしてベッドサイドに掲示 患者さんごとに食事条件や手技の方法をカードにしてベッドサイドに掲示

与論徳洲会病院(鹿児島県)は、南部徳洲会病院(沖縄県)と連携し、リハビリテーション科の摂食嚥下(えんげ)機能障害に関する診療を強化している。2016年8月に南部病院の滝吉優子リハビリテーション科医長が与論病院を視察、リハビリ専門医や言語聴覚士(ST)不在の状況下、看護師や理学療法士(PT)などに摂食嚥下リハビリを指導する必要性を感じ、同年11月から月1回の応援を開始した。

滝吉医長は「相談窓口」、「院内連携」、「地域連携」を三本柱に体制を整備。院内連携では、電子カルテ上で嚥下造影検査の結果を一定のフォーマットに落とし込み、食事条件や手技の方法を記載して院内で共有。さらに、これらを実践で使いやすくするため、与論病院の職員が自発的に、患者さんごとの支援方法をカードにまとめベッドサイドに掲示した。

同院の久志安範院長は「離島でも都市部と変わらない摂食嚥下リハビリができる病院としてモデルケースになりたい」と意欲満々だ。

PAGE TOP

PAGE TOP