病気の治療
medical treatment
medical treatment
血管炎症候群の代表的1病型として知られ、側頭動脈の顕微鏡病理組織に多核巨細胞とよばれる特徴的な細胞がみられることから巨細胞性動脈炎ともよばれています。50歳以上に好発し、発生頻度は70~80歳にピークがあります。
また本症は全身性エリトマトーデス(SLE)や筋炎が併存することが知られ、オーバーラップ症候群とよばれています。さらに自己免疫性肝炎、シェーグレン症候群が合併することもあります。
日本人での罹患率は、厚生労働省研究班の資料によれば10万人対0.65人であり、日本人には稀な疾患です。
診断では上記症状に加え赤沈亢進、CRP強陽性、血球増多がみられます。治療には副腎皮ステロイドが使用されます。