徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

膠原病・免疫の病気:関節リウマチ(RA)

初期症状は手指などに生じる朝のこわばり

複数箇所において主に左右対称性に起こる慢性関節炎で、慢性的に経過すると手指などに特徴的な関節変形を生じる疾患です。初期症状としては手指などに朝のこわばりを生じ、数分から数時間持続する点が特徴的です。関節外症状としてリウマチ肺、シェーグレン症候群、アミロイドーシスを合併することがあります。

リウマチ因子陰性でもRAの可能性あり

上記の関節症状により医療機関を受診されると問診、診察所見の確定後に血液検査、画像診断に加え症例に応じて関節液検査が行われます。以下に各検査での所見を記します。

血液検査では急性炎症反応の評価として赤血球沈降速度(赤沈)、CRP、白血球数などが評価されます。診断に重要な検査としてはリウマチ因子(RF)が有名であり関節リウマチの80%にみられます。逆に20%の症例ではリウマチ因子は陰性であり、かつ健常人にも数%でRFがみられますので、RF陽性イコール関節リウマチと解釈するのは早計です。一方、CCP抗体はRFよりも感度、特異度ともすぐれているとされます。画像診断では罹患部関節の単純X線撮影で関節裂隙が狭くなり、骨破壊がみられます。さらに超音波検査、MRI検査も有用な情報が得られます。

30歳以上で1%の人が罹患

人口の0.4~0.5%、30歳以上の人口の1%にあたる人がこの病気にかかるといわれています。どの年齢の人にも起こりますが、30歳代から50歳代で発病する人が多く、また男性より女性に多く認められます(約3倍)。

治療の一次目標はQOLの維持

診断のポイントは、自覚症、血液検査所見、画像診断などに基づいて行われますが1回の受診では困難なことが多いのが実情です。ヨーロッパとアメリカのリウマチ学会により2010年に共同提唱された基準により診断を確定していくのが一般的です。これは罹患関節部位、罹患関節数、リウマトイド因子、CCP抗体の高低、関節炎の持続期間、急性炎症タンパクの6項目によりスコア化されています。

治療目標は長期的に生活の質を維持すること、すなわち緩解が一次的目標であり、何らかの理由で緩解が困難な場合では疾患活動性の抑制が2次的目標となります。関節リウマチに対する治療薬は主に低分子抗リウマチ薬と生物学的製剤に分類されます。

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