徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)10月5日 月曜日 徳洲新聞 NO.1256 四面

札幌東病院
国際医療支援に力
海外渡航向けPCR検査も

西沢課長(左)を中心に国際医療支援室が外国人患者さんをサポート西沢課長(左)を中心に国際医療支援室が外国人患者さんをサポート

札幌東徳洲会病院は2013年6月に国際医療支援室を設置して以降、外国人患者さんの受け入れを強化している。今は新型コロナウイルス禍で訪日外国人の来院はないものの、8月下旬から海外渡航者向けにPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査の実施、在留外国人向けに「とくとく健診(札幌市国民健康保険特定健診)」での通訳の無料対応など、新たなサービスを開始、集患に取り組んでいる。

現在、同院では同室のスタッフにより英語、中国語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語が対応可能。同室の前担当者である釜野伸吾・総務課長は「当院は地域柄、中国人とロシア人の患者さんが多いのですが、言葉の通じない国でも安心して医療を受けられるように、なるべく母国が同じスタッフが対応するようにしています。クチコミで当院の評判が広まり、外国人患者さんも増えてきました」と強調する。

一方、問題になるのが医療費未払いだが、西沢光明・同室課長は「治療内容や費用について事前にしっかりと説明し、トラブルが起きないように気を付けています」と説明。ほかにもムスリム(イスラム教の信者)の患者さんには、ハラール食の提供体制を整え、院内に礼拝堂を設置するなど、外国人の文化に配慮した対応を行っている。

中国人患者さん(中央)の通訳を行う国際医療支援室スタッフ(右)中国人患者さん(中央)の通訳を行う国際医療支援室スタッフ(右)

8月下旬に開始した海外渡航向けPCR検査では、同室が予約・問い合わせ対応を担当し、健診センターが検査を実施。主にビジネス出張を目的とした海外渡航にあたり、渡航先当局に新型コロナウイルス感染症(COVID─19)に関するPCR検査の陰性証明書(英文)の提出が必要な方を対象にする。

西沢課長は「証明書は英語表記が必要だったり、渡航先により証明書に求める要件(書式、証明書の有効期間など)が違ったりしますので、国際医療支援室で対応することにしました」と明かす。

今後について、釜野課長は「当院にはサハリン(ロシア)から通院している患者さんもいますが、コロナ禍で来院できなくなりました。こうした患者さんへの対応も考える必要があります」と提起。また、西沢課長は「現状では、中国の方が技能実習終了にともなう帰国のためのPCR検査が大半で、当初想定したビジネス渡航が増えていくのは、もう少し先になりそう」と見とおしている。

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