ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2020年(令和2年)6月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1241 二面
2018年4月に指定難病となった「特発性多中心性キャッスルマン病」は、キャッスルマン病のなかでもリンパ節腫大の病変が複数の領域にわたる原因不明の疾患だ。症状は倦怠(けんたい)感、発熱、貧血、リンパ節腫脹(しゅちょう)、肝脾腫(かんひしゅ)など多岐にわたり、とくに初期症状は倦怠感や微熱などかぜ症状とよく似ているうえ、医療者の間でも認知度は低い。「多くの診療科を回りながらも診断が付かないケースもあります」と同疾患を長年研究している医療法人徳洲会の吉崎和幸顧問(大阪大学名誉教授)