オンライン相談を受ける山田部長

瀬戸内徳洲会病院（鹿児島県）は6月8日から5日間、同院での勤務を検討する看護師を対象に「第1回オンライン相談会」を実施、7月6日からは2回目を行う。新型コロナウイルス禍で、県内の看護学校や奄美大島内の高等学校などを訪れ説明会を行う機会がなくなったため、オンラインでの実施を決めた。これまでも電話での相談を受けることはあったが、WEB会議システム「Zoom」を使用して行うのは初の試み。山田美加代・看護部長が1対1で面談し、病院の概要や仕事内容、離島での生活など説明するとともに、相手の質問にも答えた。

山田部長は「電話相談とは違い、相手の顔を見ながら話せるので人柄もわかりますし、写真や資料を使いながら説明できるので、相手の理解も深まると思います」と絶賛。相談の様子は名瀬徳洲会病院（同）の担当者も見学し、同院でも取り入れる考えを示唆した。

相談会の役割に関し山田部長は、「離島で働くというと、のんびり仕事ができると誤解している方もいます。離島では医療資源が少ない分、自らの判断で素早く動ける看護師でないと務まりません。こうしたギャップをなくすのも必要だと考えています」と気を引き締めつつも、「当院で働いている人は皆、オンオフの切り替えが上手で、仕事以外では離島の暮らしを満喫しています。仕事では、これまでの経験を生かす良い機会になると思います。興味のある方は、ぜひご予約ください」と呼びかける。

開催日 ：7月6日（月）～10日（金）、27日（月）～31日（金）
時　間 ：午前10：00～午後4：00 ※所要時間は一人1時間ほど
ツール ：WEB会議システム「Zoom」使用
参加方法：事前の申し込みが必要。希望日時の2日前までに連絡。氏名、住所、メールアドレス、勤務先・卒業年度（既卒者）、学校名（新卒者）、相談会の希望日（第２希望まで）を下記までメール。
setohp_kangobu@clock.ocn.ne.jp（瀬戸内徳洲会病院看護部・山田まで）