徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)6月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1241 二面

八尾病院
“やお徳サロン” がん患者さん・家族に好評

和気あいあいと折花にいそしむ「やお徳サロン」の様子和気あいあいと折花にいそしむ「やお徳サロン」の様子

八尾徳洲会総合病院(大阪府)は、がん患者さんや家族が集まって交流したり情報交換したりする「がんサロン」(通称:やお徳サロン)の主催・運営に力を入れている。大阪府がん診療拠点病院の指定を受けている同院は2017年、やお徳サロンをスタート。2カ月に一度、講演や座談会を組み合わせた気軽に参加できるイベントを院内で開き、参加者から好評だ。がん患者さんや家族が互いに不安や悩みを語り合ったり、同院スタッフに相談したりできる貴重な機会となっている。

やお徳サロンでは、分子標的薬と抗がん剤、吐き気がある時の簡単な料理、笑いヨガ、ミニチャーム(手編みの乳房パッドのミニチュア)制作、折花づくり、ネイル体験など多岐にわたるテーマでサロンを開いてきた。

同院がん相談支援センター・医療福祉相談室の三谷勇一MSW(医療ソーシャルワーカー)は「以前は院内の多職種のスタッフに依頼して講演をしてもらっていましたが、昨年からは外部講師にもお願いするようにし、内容の幅を広げました。毎回15人前後の参加者が集まり、リピーターの方もおられます」とアピール。

また、地域のがん患者家族会に場所を提供し、活動をサポートする取り組みも実施。看病で疲れた心身をリフレッシュするため、がん患者さんの家族を対象に4カ月に一度、がん患者家族会の主催により同院でいすヨガや絵手紙講座、アロマ講座などを開く。毎回10人弱の参加があるという。

さらに同院は地域の複数の医療機関と合同サロンやシンポジウムを開催するなど、地域ぐるみでがん患者さんや家族への情報発信にも努めている。

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