徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2020年(令和2年)6月8日 月曜日 徳洲新聞 NO.1239 二面

病気のはなし⑰
PCR・抗原・抗体検査 新型コロナウイルス感染症

PCR・抗原・抗体検査 新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症の第二波が警戒されるなか、耳目を集めているのが検査方法だ。PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査、抗原検査、抗体検査とさまざまにあるが、それぞれにメリット・デメリットがあり、使い分けが必要とされる。

まず、各検査でウイルスを検出できる時期が違う。PCR検査はウイルスの遺伝子を、抗原検査は免疫反応を引き起こすもととなる抗原のタンパク質を検出するため、この2つの検査では「現在、感染して いるか」を確認できる。一方、抗体検査は、免疫反応によって体内で生成された抗体を検出するため、「過去に感染したことがあるか」を確認できる。PCR検査や抗原検査はある程度、ウイルス量が増えてきた段階で検出可能だが、通常、抗体が体内でつくられるのには感染後2~3週間を要するため、抗体検査は、その時点での感染の有無を知る手がかりとはなりにくい。

検査に要する時間や精度も異なる。PCR検査は結果が出るまでに数時間かかるが(通常5~6時間。1時間半で可能なものもある)、抗原検査は30分程度で可能。ただ、抗原検査はPCR検査と比べ精度が劣り、とくに感度(陽性を見逃さない割合)が高くないため、仮に抗原検査で陰性となっても、それだけでは感染していないとは言えない。

抗体検査も精度の問題が指摘されているが、抗体をもつ人の数や全体の状況を知る疫学調査に有効であることから、厚労省は東京、大阪、宮城で計1万件の抗体検査を実施する大規模調査を実施、結果が待たれている。

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