徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2019年(令和元年)7月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1193 二面

2年次研修医が研鑽
徳洲会グループ
中間研修会を開催

徳洲会グループは6月29日から2日間、都内で2年次初期研修医を対象に中間研修会を開催した。全国のグループ病院から115人が参加、2年間の初期研修を振り返り、成果を共有した。

研修医にアドバイスを送る佐土原・特任助教 研修医にアドバイスを送る佐土原・特任助教

初日は徳洲会グループ研修委員会の田村幸大委員長(大隅鹿屋病院副院長)の挨拶の後、宇治徳洲会病院(京都府)の自閑昌彦・心臓血管内科医師が「救急、集中治療領域で役に立つ心エコーについて」と題し講義。次に大隅鹿屋病院(鹿児島県)の小林秀章・放射線科医長が「放射線画像診断クイズ」を出題し、研修医はグループに分かれ挑戦した。

続いて八尾徳洲会総合病院(大阪府)の髙原良典・総合内科医長が「徳洲会グループでの一年間を、SEAを用いて振り返る」と題しグループワークを行った。SEAとは心を揺さぶられた出来事を選び振り返りをする手法。研修医に研修事務担当者も加わったグループでディスカッションを行い、髙原医長は「経験を振り返ってこそ成長があります」とまとめた。

2日目は札幌東徳洲会病院の増井伸高・救急科部長による「骨折ハンター」からスタートした。8月に発売予定の同名書籍から「高齢者編」をピックアップ。症例をベースに研修医にクイズを出しながら、骨折の診断や初期対応など解説した。

最後に佐土原道人・熊本大学医学部附属病院地域医療・総合診療実践学寄付講座特任助教(元・岸和田徳洲会病院副院長)が「医療政策の変化からこれからの医師のキャリアを考える」をテーマに講演。医療を取り巻く状況について解説したうえで、ワールドカフェという手法を用いグループワークを実施した。

これはリラックスした空間で、対話を行う話し合いの手法。研修医は「これから予想される医療情勢や政策の変化に、どのようなキャリアプランで対応するか」をテーマに話し合い、グループごとに発表。佐土原・特任助教は「賢い選択をして医師としてのライフプランを組み立ててください」とメッセージを送った。

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