2019年(令和元年)7月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1193 四面
野崎病院
予防や早期発見を啓発
脳卒中フォーラムに300人
脳卒中の予防や早期発見を呼びかける中川院長
野崎徳洲会病院(大阪府)は6月23日、大東市立市民会館で「第2回脳卒中フォーラム・市民向け医療講演」を開催した。同フォーラムは脳卒中の予防や早期発見に向けた啓発を目的に、昨年初めて企画し大好評。2回目となる今回は「知っているだけで脳卒中と向き合える~どこまで治せるのか? 今の医療で~」をテーマに開催し、地域の方々約300人が来場した。
中川秀光院長の開会挨拶の後、田村雅一・副院長兼脳神経センター部長が「脳卒中の症状と治療」をテーマに講演、来場者は高い関心を示しながら聴講していた。続いて、古家賢治・放射線科技師長(診療放射線技師)が「脳ドックを受けましょう~脳卒中の予防について」、小畑寿宜・検査科副技師長(臨床検査技師)が「動脈硬化の検査について~頸(けい)動脈エコー・ABI(足関節上腕血圧比)のお話」をテーマにそれぞれ講演し、検査の内容や早期発見の大切さなど来場者にアピールした。
医療相談コーナーには中川院長(中央)、山田副院長(左)、田村副院長(右)も参加
午後からは医療相談コーナーを実施。多職種の専門スタッフに加え、中川院長、山田正信副院長、田村副院長も個別相談を受け付けた。多くの来場者が相談ブースに足を運び、真剣に悩みを打ち明けていた。このほか脳卒中をテーマにしたアニメ上映、薬局や栄養科、看護部がポスター発表など行い、来場者の興味を誘った。
来場者からは「とても役立つので助かります」、「定期的に講演を行ってほしい」など声が上がっていた。同院では今後も継続して、さまざまなイベントを開催する予定。