2019年(令和元年)7月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1193 一面
健診受診企業向け勉強会
オプション検査を紹介
与論病院
勉強会では疾患の早期発見の重要性を強調
与論徳洲会病院(鹿児島県)は同院で健康診断を受けている企業の職員を対象に、CT(コンピュータ断層撮影)などオプション検査の紹介を目的とした勉強会を催した。放射線科の岩山明法主任、外来看護師の富岡光雄副主任、検査科の関戸達二主任の3人が講師を務めた。
はじめに岩山主任が登壇し、疾患の早期発見の大切さを説いた後、肺がんを早期発見できた落語家の三遊亭圓楽師匠に言及しながら、「低線量肺がんCT検査」が肺がんの発見に有効であることをピーアール。続けて、脳血管疾患の発見に有効な頭部MRI(磁気共鳴画像診断)検査も紹介した。
次に、富岡副主任が消化器の解剖図や胃カメラ・大腸カメラでわかる症例をわかりやすく説明。関戸主任は頸(けい)動脈エコー画像や解剖図を供覧し、プラーク(粥腫(じゅくしゅ))の発見をきっかけに脳梗塞のリスクを事前に予測できることを解説した。
参加者からは「自覚症状がないのでオプション検査を受けたことがなかったが、次回受けてみたい」、「豊富な画像でとてもわかりやすく勉強になった」など感想が聞かれた。次回健診時のオプション検査の予約が入るなど、勉強会は盛況裏に終了。今回参加できなかった企業を対象に8月にも開催予定だ。