2019年(令和元年)7月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1193 三面
札幌病院
レストランさくら
健康増進に積極的
「おいしく健康的なメニューを用意しています」と宮内チーフ
札幌徳洲会病院内の「レストランさくら」は地域の健康増進に積極的だ。同店は2012年にオープン、外来や見舞いに来た方だけでなく、同店での食事を目的に札幌病院を訪れる客も少なくない。
こうした地域の方々に向け、同店は開店当時から、おいしさと健康をモットーにメニューを展開してきた。たとえば「管理栄養士プロデュースメニュー」では、食物繊維やコラーゲンがたっぷり摂れるセットを用意。ヘルシーセットの主食は、コンニャクや野菜、海藻などを加えた炊き込みご飯で、通常のご飯と比べカロリーが約半分になっている。ハンバーグセットの付け合わせは、油で揚げずに仕上げた低カロリーのポテトだ。
メニュー表にもこだわる。すべてのメニューにカロリーを表示し、食べる量のコントロールをサポート。健康コラムも掲載し豆知識を得られるようにしている。
同店チーフの宮内有紀調理師(一般社団法人徳洲会栄養部)は、「食事は楽しく食べてほしいので、見た目も味もおいしく満足感があるメニューが大前提。そのうえで病院内にあるレストランとして、食べる方の健康に寄与できれば嬉しいです。薄味にしたり食事を抜いたりしなくても、食材選びや調理の工夫で健康的な食生活が送れるのだと、考えるきっかけになればと思います」。