2018年(平成30年)8月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1145 二面
TMAT 緊急医療支援を報告
西日本豪雨で隊員派遣
NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)事務局の野口幸洋・一般社団法人徳洲会法務部係長は、西日本豪雨災害への緊急医療支援活動を報告した。
7月6日から7日にかけて西日本を襲った記録的大雨により、岡山県、広島県、愛媛県など広範囲で甚大な人的・物的被害が発生。直後から3県の被害状況の調査を行い、岡山県倉敷市真備町で支援活動を実施した。
先遣隊で先発2人、後発3人、第1陣で5人、第2陣で8人の医師や看護師、薬剤師、調整員を派遣。同地区最大の避難所である岡田小学校に設けた仮設診療所で、日本赤十字社チームとともに活動し、7月20日までの10日間で約400人を診療。避難所内巡回診療や、昼間は多くの被災者が家屋を片付け夜間に避難所に戻ってくるため夜間帯の診療にも注力。
トイレ掃除など環境整備、要介護避難者やペット同伴避難者の生活エリアの設定、段ボールベッド設置など避難所運営のサポートにも取り組んだ。