徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)8月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1145 四面

与論徳洲会病院
糖尿病の進行防止
週1回予約外来実施

患者さんにアドバイスを送る野宮部長(左) 患者さんにアドバイスを送る野宮部長(左)

与論徳洲会病院(鹿児島県)は糖尿病患者さんの病状悪化の防止に力を注いでいる。特筆すべきは昨年開始した予約制の外来だ。毎週火曜日の午後、糖尿病に特化した外来を開設。野宮守正・内科部長を中心に、糖尿病療養指導士の資格をもつ池畑千恵子看護師や白尾愛美・栄養室責任者(管理栄養士)が協力し、生活習慣に関するアドバイスなどを行っている。1人当たり20~30分かけて行い、1日6、7人に対応する。丁寧な対応が好評を博し、利用希望者が増えているという。

かつては糖尿病専門医が勤務し、診療の合間に糖尿病患者さんにアドバイスする取り組みを行っていたが、同医師の退職にともない中断。野宮部長が一昨年10月に入職し、野宮部長から糖尿病に関する取り組みを望む申し出があったこともあり、予約制の外来として活動を再開することとなった。

「『常勤医に継続した指導をしてほしい』という声を患者さんからいただいていたので、再開できてほっとしています」と牧均・事務責任者。池畑看護師も「当院には約300人の糖尿病患者さんがいますが、個別指導がままならない状況でした。予約外来ができて良かったです」と目を細める。

今後、状況に応じて予約枠を増やすことも視野に入れている。「敷居を少しでも低くし、多くの方々に利用していただきたい」(池畑看護師)。

PAGE TOP

PAGE TOP