徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)11月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1107 三面

北原・千葉徳洲会病院副院長
脳の標本使い神経痛を講義

千葉徳洲会病院の北原功雄・副院長兼脳脊髄(せきずい)神経外科センター長は、松本歯科大学(長野県)で日本口腔顔面痛学会が主催した「脳学習キャンプin信州」の講師を務めた。これは口腔(こうくう)顔面領域の解剖学的な知識、脳機能に関する痛みのメカニズムを講義と実習を通じ習得するのが目的。北原副院長は神経の発作性疼痛(とうつう)の解説を担当した。

口腔顔面痛脳学習キャンプin信州

北原副院長は脳の標本を使い外科療法を解説 北原副院長は脳の標本を使い外科療法を解説

同キャンプには全国から口腔外科医や口腔麻酔科医など35人が参加。1日目は脳の標本に触れながら脳の外観・内観から神経系の全貌を確認、「痛みと情動と脳画像解析」をテーマに講義が行われ、夜は懇親会も開かれた。

北原副院長の担当は2日目。顔面痛の患者さんが、よく来院する歯科分野で「痛みを理解するには脳を理解することが必要。たとえば三叉(さんさ)神経由来の痛みの場合、歯を抜いてもその痛みは軽減しません。解剖を理解し良い臨床につなげましょう」と実習の目的を説明した。

午前中前半は解剖実習室で、脳の標本を用いながら脳神経の走行・支配領域、内頭蓋底の通過孔(脳神経の通り道)の位置関係などを観察。さらに、ふだん行っている三叉神経痛の手術の手順などを披露し、痛みの発生源、神経と血管のかかわりなどを解説した。

午前中後半は解剖実習の内容を受け「脳神経ニューロパチーと外科療法」と題し講演。三叉神経痛、顔面けいれん、舌咽(ぜついん)神経痛など実際の症例を提示し、顕微鏡視野の手術動画を示しながら、より実践的な内容を説明した。

参加者のひとりからは「はじめて脳神経の手術を見ることができ理解が深まりました。今後、症例について相談させてほしいです」と感想が聞かれた。北原副院長は「解剖は学生時にも学びます。しかしながら臨床経験を重ねた今だからこそ、原点に戻り解剖を学ぶべきです。解剖を深く学ぶことが、より良い医療として臨床に反映されます」と、来年以降の継続を約束した。

全国から集まった参加者は口々に「参加してよかった」 全国から集まった参加者は口々に「参加してよかった」

PAGE TOP

PAGE TOP