2017年(平成29年)11月6日 月曜日 徳洲新聞 NO.1107 二面
男性の更年期障害が急増
動脈硬化につながる危険
男性の更年期障害が急増――。成田富里徳洲会病院(千葉県)泌尿器科の能勢賴人部長は40歳代から注意が必要と警鐘を鳴らす。
「最近は、テレビ番組で男性の更年期障害、正式にはLOH症候群と呼ばれていますが、来院される方が多くなりました。不定愁訴や疲れやすさ、元気が出ないなどをチェックします。原因は男性ホルモンのテストステロンの減少。加齢とストレスの影響で起こります。肥満やメタボの方はテストステロンが減りやすく、糖尿病や動脈硬化につながるため軽視してはいけません」
治療としては筋肉注射の男性ホルモン補充療法などがある。「男性なら、誰でも更年期障害になる可能性があり、初期段階で現れやすのがED(勃起不全)です」と能勢部長。
同院の患者さんの最高齢は80歳。20年も注射を続けている。月に1回の注射を止めると体力が低下し、3カ月止めると元気がなくなってしまうそうだ。
筋肉注射は公的保険の利用が可能。同院では17項目からなる質問票を用意している。質問は調子が思わしくない、関節や筋肉の痛みがある、イライラする、不安感があるなどで、1~5点で評価。副作用を最小限にとどめるため、治療前や治療中には必ず血液検査や尿検査を実施。治療期間は約1年。能勢部長は不調だと思ったら医療機関を受診することを勧めている。