徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2017年(平成29年)10月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1103 二面

モーニングレクチャー
院長ら内科知識共有
糖尿病や呼吸器疾患

徳洲会グループ9月度医療経営戦略セミナー2日目(10月1日)の朝、恒例となったモーニングレクチャーを開催した。徳洲会幹部や全国の徳洲会病院の院長ら40人以上が参加。今回は湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の河崎さつき内分泌・糖尿病内科部長が糖尿病、同院の日比野真・呼吸器内科医長が呼吸器疾患をテーマにそれぞれ講演した。

糖尿病について解説する河崎部長 糖尿病について解説する河崎部長

河崎部長は「糖尿病の治療~実際の処方例~」と題し講演した。糖尿病患者さんの治療は血糖コントロールだけでなく、糖尿病自体の治療が必要であると強調。このために糖尿病の病型、血管合併症、全身状態を把握し、血糖上昇の原因を探る必要があると説明した。

薬物療法では、日本糖尿病学会などの治療指針を提示。河崎部長は「正解はひとつだけではなく、ガイドラインどおりにはいきません。患者さんに見合った処方や治療を考えることが重要です。その際に、禁忌には十分気を付けてください」と注意喚起。さらに実際の症例を6つ提示し、具体的な処方例を解説した。

呼吸器疾患について説明する日比野医長 呼吸器疾患について説明する日比野医長

日比野医長は「呼吸器疾患ミニマムレクチャー」と題し講演した。最初に「肺は全身を反映する鏡である」という格言を提示し、「肺をメインに侵す病態が全身に出ることもあり、逆に他の専門科がよく診る疾患の症状が肺に出ることもあります」と説明。

その後、喘息(ぜんそく)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、慢性咳嗽(がいそう)を取り上げ、診断や治療法などを解説した。さらに、肺炎を予防する肺炎球菌ワクチンにも言及。少なくとも93種類の血清型が存在する肺炎球菌に対し、ワクチン接種の考え方を示した。

最後に、徳洲会呼吸器部会で取り組んでいるWEB上の「肺がんキャンサーボード」について報告。将来、対象疾患を良性疾患にも広げ、参加施設を離島など呼吸器専門医不在の病院にも広げていくことで、リアルタイムでの症例の相談をしていきたいと抱負を語った。

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