2017年(平成29年)10月9日 月曜日 徳洲新聞 NO.1103 三面
野外医療「徳洲会と協力を」
ハーバード大学 救急医療
ハリス准教授
「徳洲会とチームをつくっていきたい」とハリス准教授
スチュワート・ハリス米国ハーバード大学医学大学院救急医療准教授兼マサチューセッツ総合病院(MGH)野外医療部長は「徳洲会とMGH野外医療(Wilderness Me-dicine):医療アクセス改善への架け橋」をテーマに講演した。
野外医療とは厳しい状況の下、資源が限られたなかで医療を提供することを言う。徳洲会との関係についてハリス准教授は、一般社団法人徳洲会の鈴木隆夫理事長が何度もMGHを訪れていることを明かし、「互いに学び合える関係であり、貧困層への医療を広めるという目標を共有しています」と説明した。
野外医療は異なる文化や言語の間の架け橋になると強調。その理由として、①どんな場所でも優れた医療を提供できる、②医師・患者間のコミュニケーションを大切にするという医療の本質を捉えている、②ポータブル超音波装置やMRI(磁気共鳴画像診断装置)など革新的な技術を育成できる―― などを挙げた。
使命を果たすために教育、研究、臨床が必要であるとし、そのフィールドとしてヒマラヤ救助協会の例を提示。高山病の予防を教育的使命とし、限られた資源のなか、多様な患者さんに対応した経験などを説明した。
ハリス准教授は、「徳洲会とチームをつくり一緒に協力していけば、世界の過酷な地域により良い医療のための橋を架けられます」と結んだ。