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医学生・初期研修医へメッセージ

No.01

「人にやさしい医師になってください」

湘南鎌倉総合病院 関根一朗 医師

小児科医を目指し、愛媛大学医学部を卒業後、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で初期研修を過ごした関根一朗医師。そこでの指導医との出会いから救急医療の魅力を知り、後期研修も同院を選択。現在の目標は「地域を変えること」と語る8年目の関根医師が、自身の経験を元に、進路に悩む医学生・初期研修医にメッセージを送る。

医師を志したきっかけを教えてください。

関根
私が小学生の頃、教師をしていた両親が発達障害の子どもに接する姿を見て、もっと何かできることはないかと考えていました。そこで小児科医になり、発達障害の子どもが生活しやすい環境を作りたいと思ったのがきっかけです。

何か学生時代の思い出はありますか。

関根
愛媛大学に在学中、NPO法人を立ち上げて地域を活性化する活動をしていました。そこで地域と関わる楽しさを知りました。

初期研修先に徳洲会グループの湘南鎌倉総合病院を選んでいます。

関根
大学6年生の時に当院のサマーセミナーに参加しました。その際に病院見学をしたのですが、救急で当直をしていた初期研修医が、患者さんの不安を解消するために工夫している姿を見て感銘を受けたのがきっかけです。他に見学に行った病院では手技のスキルアップに関するアピールが多かったのですが、当院だけは患者さんや家族への気持ちに寄り添う医療を実践していました。
他の徳洲会病院は見学していないのですが、グループの初期研修医が集まる合同オリエンテーションなどで仲間の話を聞く限り、思いはみんな同じだと感じました。

初期研修で学んだことや苦労したことなどを教えてください。

関根
私は“刺す”手技が苦手だったのですが、2年間の研修で解消しました。当院は症例数の多さが特徴ですが、どんな苦手なことも経験でカバーできます。“数は質なり”です。また、当院は2年目の研修医が1年目を指導する“屋根瓦方式”の研修を行っていますが、後輩を指導するために学び直すことで、自分の力になることも実感しました。
救急総合診療科で研修している時に、一度だけ患者さんにクレームを受けたことがあります。当院の内科に通っている高齢の方が、時間外に救急外来を受診しました。特に主訴はなかったのですが、私はなぜこの時間に受診しようとしたのかを聞き出そうとしました。その後、当科の責任者に「厳しく問い詰められた」と患者さんの家族から意見がありました。これを聞いて、患者さんの抱える不安に配慮できなかったことを反省しました。

徳洲会グループの初期研修では2カ月の離島・へき地研修を必修としています。

関根
与論徳洲会病院(鹿児島県)で研修を行いましたが、私は器用なタイプではないのでけっこう大変でした。大きな病院とは医療資源が違うため、これまで学んだ手技が実践できなかったことがあり、環境に合わせた医療を行う大切さを学びました。
離島から帰ってきてからは、当院でも患者さんの生活背景まで考えるようになりました。家族構成や当院までの交通手段など、医療とは関係ないようなことに診療のヒントが隠れていることもあります。

「ひとつの病院で長く働き、その地域を変えたい」

後期研修先も湘南鎌倉病院を選んでいます。

関根
ずっと小児科志望だったのですが、2年目の夏に指導医だった山上浩先生(救命救急センター長)と話をして、私は小児科医になりたかったわけではなく、小児のための環境作りがしたかったのだと気づきました。救急医療というのは、病院のなかで最も地域に近い場所にあると思います。山上先生は自分のスキルアップよりも、日本の救急医療の発展や、地域の方々が安心して暮らせる社会作りのために何かできるかを考えている方です。ここでなら私の目指すことが実践できると思い、当院の救急総合診療科で後期研修を受けることに決めました。
ずっと同じ病院で働いていると、その病院でしか働けない医者になりそうという理由で病院を変えた友達がいました。他の病院でないと学べないことがあれば、病院を変える意味もあると思いますが、ずっと同じ病院で働くメリットもあると思います。周りのスタッフからの信頼も厚くなるので、働きやすくなり、自分の診療の幅も広げることができるようになります。ひとつの病院で長く働いて、病院自体を良くする、地域を良くするといった視点で病院を選ぶのもひとつの考え方だと思います。

後期研修時の3カ月の離島・へき地研修はいかがでしたか。

関根
喜界徳洲会病院(鹿児島県)で研修しましたが、初期研修時から比べてだいぶ余裕が出てきたので、“島民になること”を自分のなかのテーマにして臨みました。休日は集落を自転車で回り、患者さんの生活を見て、感じていたのですが、これが診療の際にも役立ちました。重度の感染症で入院した患者さんが退院した後、自宅を訪ねたことがあります。病院で見た姿とは全く違い元気に過ごされていて、入院中の姿などひとつの側面だけで患者さんを評価してはいけないと感じました。

離島・へき地研修以外で、徳洲会のスケールメリットを感じることはありますか。

関根
グループ病院の救急科の医師や看護師などが集まる救急部会で症例発表をしたことがあります。そこで初めてお会いした他の病院の先生が、まるで自分の部下のように親身になって指導していただき、とても勉強になりました。

現在、後期研修を終え8年目ですが、目標を教えてください。

関根
湘南地域の小学校でBLS(一次救命処置)を普及させること。できれば運動会などの学校行事でBLSを取り入れていただき、これをロールモデルとして日本全体に広げていきたいと考えています。このために、今は地域や学校に出向き医療講演などをして、つながりを作っているところです。テーマは応急処置が多いのですが、なかには危険ドラッグについて講演してほしいという要望もありました。
当院の救命救急センターは、重症患者さんだけでなく、軽症の患者さんでも安心して治療を受けられる場所にしたいです。小児救急の視点からは、“子どもの泣き声が聞こえない救命救急センター”を目指しています。病院は怖い場所だと“医療トラウマ”を作らないように、やさしい医療を実践していきたいです。

最後に、学生や初期研修医にメッセージをお願いします。

関根
患者さんにやさしい医者になってください。これから診断や治療の分野でAI(人工知能)が導入されていくと思います。このような時代に、医師が専門性を出すとしたら“人間性”がとても大切になってきます。患者さんの心情や生活背景などにも思いを馳せられるような、やさしい医者になっていただきたいです。

Profile

関根 一朗

2011年、愛媛大学医学部を卒業。湘南鎌倉総合病院に入職し、初期研修、後期研修を過ごし、現在8年目。座右の銘は「やれるやれないを考えるのではなく、いかにしてやるかを考える」。休日には同僚やその家族と一緒にキャンプに行きリフレッシュしている。

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