1.治験準備時
- 治験実施計画書(プロトコル)の理解
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治験の実施において、製薬会社と医療機関は「薬機法(旧・薬事法)」と「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令(Good Clinical Practice=GCP)」を遵守しなければなりません。
製薬会社がGCPに基づいて「治験実施計画書」を作成し、治験責任医師が計画書に合意することで、治験に向けた準備が始まります。
CRCは担当する「治験実施計画書」を読み込み、理解を深めなければなりません。製薬会社の臨床開発モニターから説明を受けたり、医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師から情報を集めたりして、治験薬と対象の疾患について学びます。
- スタートアップミーティングの補助
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製薬会社の臨床開発モニターは、治験責任医師や治験分担医師、治験コーディネーター、看護師、臨床検査技師、薬剤師、治験事務局への説明・役割分担をおこなうスタートアップミーティングを開きます。その際、治験コーディネーターはミーティング用の資料作成や議事進行のサポートをします。
- 検査機器の管理
- 製薬会社から搬入される検査機器類や検査キットを適切に管理し、被験者が来院した際の準備を進めます。