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平成16年度から臨床研修が必修となりました。それに伴い卒後2年間を初期研修とします。この時期に総合診療医の基礎を築くべく研修を行います。研修目標は全人的医療を行えるために必要な基礎的知識や技術を習得することです。方法はスーパーローテイト方式で、内科、外科・麻酔・救急、小児科、産婦人科、精神科、地域医療(僻地医療を含む)を必須とします。この期間を通じてPrimary CareとEmergency Careを実践します。
Primary CareとEmergency Careを身に付け老若男女を問わずに対応できる医師を総合診療医と考えます。Primary Careを習得する為には最低でも内科、外科・麻酔・救急、小児科、産婦人科、精神科、地域医療(離島医療を含む)を経験すべきです。また必要に応じてその他必要と思われる選択科をローテイトし幅広く知識や技術を習得する必要があります。
もし飛行機の中で「お医者様はいらっしゃいませんか?」とアナウンスがあったとき迷わずに名乗り出ることができますか。患者様が妊婦や子供であった場合自分は専門外だからと黙っているのでしょうか。一度でも経験していれば実際に必要な判断を下すのに時間はかからないはずです。しかし、経験していないとその場で自分がいかに無力であることを感じるでしょう。
また、今回の研修から必須となった地域医療・僻地・離島医療もすでに取り入れています。先進医療や専門医療から離れた僻地・離島ではまさしく総合診療医が必要とされており、そこでの研修は新たな発見や自分自身を見つめ直す良い経験になると思います。
さらに僻地・離島は将来の日本の姿である高齢化がすでに起きており是非とも経験すべき研修だと思います。私たちのEmergency Careにたいする概念は、救命救急センターなどとは違い北米型のERのイメージです。たとえればTVドラマ「ER」や「シカゴホープ」の中で活躍する医師の姿です。いずれも頭で理解するだけで習得できるものではありません。実際の患者様に対応していった経験と知識から身に付くものです。
初期研修の2年間を通じて各科をローテーションしながら豊富な症例にPrimary CareとEmergency Careを実践していくことでこのふたつを身に付けていきます。