徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)2月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1274 三面

仙台病院が第8回QI大会
成果や知見を共有

仙台徳洲会病院は第8回QI(品質改善)大会を開催した。多職種が20演題を発表、結果は1位が臨床工学科、2位が介護老人保健施設シルバーホームいずみ、3位が透析室。同時にインシデント(事故になる一歩手前の事例)報告上半期目標達成部署も表彰した。

佐野院長(前列中央)を中心に受賞者と記念撮影佐野院長(前列中央)を中心に受賞者と記念撮影

同大会は日々の業務で得た成果や知見を院内で共有するのが目的。今回は新型コロナ感染対策のため、オンラインにより別会場でも視聴や質問ができるようにした。昨年11月21日に開催。

臨床工学科の小松良司技士長(臨床工学技士)は「高気圧酸素治療における中止および終了症例を調べてみて」と題し発表。中止・終了症例が増加しているため調査を実施、その理由のうち「耳痛」対策のため、初回の加圧時間を20分に延長することに加え、耳栓を使用することを試みた。「患者さんの苦痛を和らげる結果になり、笑顔を見ることができうれしかったです。同時に患者さんの立場に立った業務のあり方を再確認できました」とまとめた。

シルバーホームいずみの伊藤高広・介護福祉士は「椅子へのシーティングによるアプローチ」をテーマに発表。シーティングとは、長時間座位を続けることが心身機能や生活状況に及ぼす影響を考慮し、良好な座位姿勢が確保できるように、いす・車いすなどを調整すること。食事とおやつの時間にいすに移乗し、座位の適切なシーティングを実施、ADL(日常生活動作)・ QOL(生活の質)の向上を図った。その結果、「身体機能に変化が見られ、生活するうえでの動作が向上しました。介護の質、業務の質の向上にもつながりました」とアピールした。

透析室の千葉昌代看護師は「透析開始工程における指差呼称の有効性」がテーマ。2019年度から段階的に透析室を拡張、登録患者さんも増え、配置スタッフも増加した。そこで、透析開始時の目標除水量などの設定ミスを事前に防ぐため、2人1組で設定を行い、指差呼称でダブルチェックするなど体制を強化。「確認工程のフレームワークを系統的な流れで築いたことで、チェック体制が機能し安全対策として有効でした。今後も安全・安心な透析医療を提供できるように、臨床工学科と共にサポーしていきたいです」と結んだ。

QI大会で1位を獲得した小松技士長(左)QI大会で1位を獲得した小松技士長(左)

努力賞はHCU(ハイケアユニット)の佐々木美希看護師、2階西病棟の岡田聖子看護師が獲得した。

QI大会の後、インシデント報告上半期目標達成部署も表彰。2階西病棟、6階西病棟、放射線科が受賞し、佐野憲院長が賞状を手渡した。

最後に、佐藤裕恵・看護部長と片岡隆行事務長が挨拶。佐藤・看護部長は「回を重ねるごとに、表彰部署を決めるのが難しくなってきています。これはインシデントを見逃さず、改善に向けた対応策に取り組む姿勢が向上している表れ。発表の仕方を工夫しながら、今後もこのような場を設けていきたいです」と語った。佐野院長は「課題の抽出とその取り組み方法、そして分析から結果に至るまでレベルが上がってきています。医療を取り巻く環境は日に日に変化していくので、現状に満足することなく、医療と介護を進化させていってほしい」と総括した。

新築移転へパンフ刷新

杜の都・仙台らしい表紙デザイン杜の都・仙台らしい表紙デザイン

2021年10月の竣工を目指し新築移転工事を進めている仙台徳洲会病院は、病院紹介パンフレットを刷新し、リクルート活動などに活用している。同院は地鎮祭を19年11月に挙行、同時にパンフレットのデザインを更新。写真を多用しビジュアルを重視する一方、「救急医療」や「チーム医療」などに注力する病院の特徴をわかりやすく文章でもアピール。佐野憲院長は冒頭の挨拶文で「救急医療の充実はもちろんのこと、患者さんに安全、安心をお届けする病院をつくりたい」と意気込みを伝えている。

一般社団法人徳洲会の安富祖久明理事長の就任(20年6月)にともない内容をアップデート、20年12月から新版の使用を開始した。総務課の赤坂将平副主任は「各部署から『採用説明会で配布したい』と声をかけてもらっています。新病院の工事が進み、外観ができあがってきたら再度内容を更新したいです」と意欲的だ。

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