徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)2月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1274 二面

病気のはなし㊴
幻視や睡眠行動異常も レビー小体型認知症

レビー小体型認知症

認知症と言えばアルツハイマー型認知症がよく知られるが、レビー小体型認知症(DLB)もアルツハイマー病、血管性認知症に次いで患者数が多く、認知症患者の5~7人に1人がDLBと言われている。

DLBの最大の特徴は症状の多彩さ。①幻視(そこにいない人や生物が鮮明に見える)、②レム睡眠行動障害(睡眠中に大きな声を上げたり、激しい動きを見せたりする)、③認知機能の変動(認知がはっきりしている時とぼんやりしている時の差が大きい)、④パーキンソン症状(動作や歩行が遅くなったり、転倒を繰り返したりする)、⑤自律神経症状(血圧の急低下で失神するケースもある)、⑥抑うつ症状、⑦薬物過敏性(薬物に過剰な反応を示す)――など。

DLBは現時点では根治が望めない疾患だが、早期であれば多彩な症状に薬やリハビリテーションで対処することができる。ただ、人によって現れる症状が異なるため、「血圧低下で失神して何度も救急搬送されても診断がつかず、原因不明で長く苦しむ患者さんもいらっしゃいます」と宇和島徳洲会病院(愛媛県)総長の貞島博通・内科医師。

早期に診断を付けることで、本人や家族が多彩な症状にも対応しやすくなるため、貞島医師は上記のような症状があり、日常生活で支障を来す認知症状が見られる場合は、「物忘れ外来など認知症を専門とする外来を受診してみてください」と呼びかけている。

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