ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
Tokushukai medical group newspaper digest
2019年(令和元年)5月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1186 二面
名古屋徳洲会総合病院は経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)の治療実績が100例を超えた。同院は2015年7月にTAVI実施施設の認定を取得し、同年8月から保険診療を開始。約2年で50例を突破し、その後約1年半で100例に達した。
100例突破で記念撮影するスタッフら
TAVIの保険適用(13年10月)以前、重症大動脈弁狭窄(きょうさく)症(AS)の根治療法は大動脈弁置換術(AVR)のみで、侵襲の大きさにより、高齢の方や全身状態の悪い患者さんには実施困難な場合があった。一方、TAVIは折りたたんだ生体弁(生体組織を利用した弁)を付けたカテーテルを挿入、生体弁の開く力で硬化した大動脈弁を挫滅し、そこに押し付ける形で留置する。開胸も心肺を止める必要もなく、低侵襲に行えるのが最大の特徴だ。