2019年(平成31年)4月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1181 一面
地域医療支援病院に
徳洲会グループで2施設目
地域医療連携の会も開き活発に交流
宇治徳洲会病院(京都府)は京都府知事から地域医療支援病院に承認された。同支援病院は、地域の医療機関からの紹介患者さんに対する医療の提供(逆紹介も含む)や、救急医療体制の整備、医療機器などの共同利用、医療従事者に対する研修・勉強会などを実施し、地域医療を支援する。地域包括ケアシステムを整備するなか、地域完結型医療の中枢を担う公的な病院として位置付けられる。徳洲会グループでは福岡徳洲会病院に次いで2施設目。
承認要件のうち、「紹介率が50%を超え、かつ、逆紹介率が70%を超えること」が一番の難関だったが、同院は地域の医療機関との連携を進め、2017年度の紹介率は67.2%、逆紹介率は113.7%を記録、18年12月に承認を受けた。
同支援病院は診療報酬上のメリットがあるが、紹介状を持たない、緊急性のない初診に対し特別料金(選定療養費)の徴取が義務付けられる。昨年から厚生労働省の方針変更により、特別料金の徴取が必要な病床規模が500床以上から400床以上に変更された。
末吉院長は同支援病院の承認を受けるため、2年ほど前から申請をしていたが、「当院(473床)は困った時にいつでも受診できる病院として、地域に受け入れられ発展してきた病院ですので、患者さんが受診しにくくなるのは大きなデメリットです」と一時、申請の取り下げも検討した。
しかし、同院が計画している大幅な増床について、京都府健康福祉部医療課から「地域医療支援病院になるなら」と助言があり、申請を継続。末吉院長は「緊急性のある患者さんは除外できますので、今のところ患者さんへの大きな迷惑は避けられるのではないかと考えています」と胸をなで下ろしている。
今年2月には、第1回地域医療支援病院運営会議を開催、地元3医師会会長、行政関係者らが出席した。同支援病院は年4回の同運営会議開催が義務付けられており、地域医療の発展を目的に意見交換を行った。末吉院長は「今後も地域の医療機関との連携を強化し、地域完結型医療の牽引車となれるように、より一層の整備を進めたいと思います」と意気軒高だ。