2018年(平成30年)11月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1159 三面
徳洲会
23施設65演題を発表
全国介護老人保健施設大会
第29回全国介護老人保健施設(老健)大会が10月17日から3日間、埼玉県で行われた。テーマは「彩(いろど)ろう!豊かな高齢社会を~老健は地域づくりの担い手です~」。徳洲会グループの老健は23施設が計65演題を発表した。
今回も多くの徳洲会グループ老健が発表
今回発表した施設は老健優和の里(新潟県)、老健徳田山(山形県)、老健あいの郷(埼玉県)、老健千葉徳洲苑、老健四街道徳洲苑(千葉県)、老健はさま徳洲苑(同)、老健しんかま(同)、老健シルバーケア常盤平(同)、老健シルバーケア鎌ヶ谷(同)、老健まつど徳洲苑(同)、老健武蔵野徳洲苑(東京都)、老健ゆめが丘(神奈川県)、老健リハビリケア湘南かまくら(同)、老健かまくら(同)、老健茅ヶ崎浜之郷(同)、老健静岡徳洲苑、老健宇治徳洲苑(京都府)、老健吹田徳洲苑(大阪府)、老健松原徳洲苑(同)、老健八尾徳洲苑(同)、老健岸和田徳洲苑(同)、老健出雲徳洲苑(島根県)、老健愛心園(鹿児島県)の23施設。
職種も介護福祉士やケアマネジャーをはじめ医師、看護師、薬剤師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士、事務職員、調理師など多岐にわたっていた。
このなかで唯一、診療看護師(NP)として発表した老健かまくらの小野寺明子NPは、「介護老人保健施設における処方内容と薬剤数の実際」をテーマとした。入所者さん90人の服薬数と処方内容をカルテから調査した結果、「多剤併用となっている現状や注意が必要な薬剤を使用しているケースが多く存在する」と指摘。
老健でのNPの活動として、施設で可能な検査や、薬剤師、管理栄養士など他職種との協力により、「主に対症療法薬剤のタイムリーな減量や中止」、「アドヒアランス(治療方針の決定に対する患者さんの積極的な参加)を向上させるための工夫」ができる可能性を示唆した。
また、ケアや安全、働き方改革など発表テーマが多岐にわたるなか、老健八尾徳洲苑の角野洋康・介護福祉士は「職員の利用者へのコミュニケーションに関する意識調査」と題し報告。
とくにサービス提供時間が限られている通所リハビリテーションの職員に「コミュニケーションを図るうえで注意していること」を調べたところ、言語的手段と非言語的手段がバランス良く使い分けられていたことから「コミュニケーションは、丁寧な言葉や態度といった画一的なものはない」と指摘。「チームで気付きや経験を共有し、コミュニケーションに活用したい」と結んだ。
大会初日には表彰式が行われ、老健岸和田徳洲苑が平成30年度公益社団法人全国老人保健施設協会表彰の施設表彰を受けたほか、前回(愛媛)大会の演題発表のうち、老健ゆめが丘の「『家に帰りたい』心の声を形にするために チームで支える在宅復帰~素敵な未来予想図の描き方」、老健静岡徳洲苑の「顔面体操で利用者の反応は改善するか? 表情筋へのアプローチと回想療法」、老健吹田徳洲苑の「胃瘻(いろう)増設者の経口摂取移行のための援助について」が奨励賞に選ばれた。