2018年(平成30年)11月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1159 二面
肩こりは耳鼻咽喉科にも関係
電子機器の長時間多用に注意!
現代ではパソコンなど電子機器が、データ管理や製品の組み立てといった仕事にも長時間多用されている。こうした状況により、肩こりや首こりを訴える患者さんの数が飛躍的に増加。その根底には頚椎(けいつい)のゆがみや変形があり、毎日の身体への負荷が増大している。
これに警鐘を鳴らすのが、松原徳洲会病院(大阪府)の中林淑郎・耳鼻咽喉(いんこう)科部長。「文明の進歩の結果、弊害も当然、出ています。このことを整形外科や脳神経外科など頚椎の専門医は、もっと世の中に啓発していただきたいと思います。若い人から高齢者まで、体に変形をもつ人が増えていると感じます」。
症状として、①ふわーとした眩暈(げんうん)感、②季節の変わり目などに急に激しくなることもある耳鳴り、③頭痛、耳閉感、顔面の違和感や神経痛様痛み、④のどの異物感、違和感、詰まる感じなど咽喉頭(いんこうとう)異常感症、⑤倦怠(けんたい)感、やる気がなえる、うつ状態など自律神経失調症、⑥頚性(けいせい)めまい、難聴感、⑦不定愁訴、頭頚部の症状、⑧ストレートネック(まっすぐな状態に近い頸椎)や頚椎の骨のずれ、椎間(ついかん)の不ぞろい、配列不正、脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)――などがある。
中林部長は「これらの諸症状は首の緊張性と相関しており、緊張感の亢進により血流が悪化します。そのなかには耳鼻咽喉科の疾患も含まれます。ひどい肩こりや首こりは放置しないようにしましょう」とアドバイスしている。