徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)11月12日 月曜日 徳洲新聞 NO.1159 二面

宇和島病院
総診の揺らん地に
多職種が意見交換会開く

宇和島徳洲会病院(愛媛県)は、院内で「総合診療について語ろう~多職種意見交換会~」を実施した。同院は新専門医制度による総合診療(総診)専門医の研修施設となり、4月から1人の専攻医が入職。新たに始まった総診専門医研修に病院を挙げて取り組むため多職種が集まり情報共有と意見交換をした。

多職種30人程度が参加し意見交換 多職種30人程度が参加し意見交換

冒頭、貞島博通総長が「総合診療への思い」と題し講演。「総診は総合内科をベースに地域全体を診る診療科」と説明、人口8万人弱の宇和島市では町全体が俯瞰(ふかん)できるため、総診を実践しやすい環境にあると同院のメリットを強調した。さらに、10年後には全国どこでも超高齢社会となり、総診医が脚光を浴びると予測。「こうした時代に先駆けて若い医師には当院で総診を学んでほしいし、総診の揺らん地として当院を育てたい。そのためには病院全体で総診医を育てる環境をつくらなければいけません」と語気を強めた。

続いて、植村友子・研修担当職員が「総合診療専門医を取得するために」をテーマに解説。同プログラム修了に必要な項目などを説明したうえで、「評価の際には医師、看護師、コメディカル、事務職員らの協力が必要になります。あらゆる角度から評価することで公平性・客観性を実現します」と協力を呼びかけた。

最後に、傍聴していた総診専攻医や初期研修医らが多職種と意見交換。総診専攻医は総診の奥深さを吐露し、「総合内科をベースに多くの科を網羅する知識を身に付けるのは大変ですが、やりがいがあります。当院の患者さんは高齢者が多く、独居で社会的サポートが必要なケースもあり、多職種と相談しながら診療を進める大切さを実感しました」と語った。

多職種からは「当院では朝と晩にカンファレンス(症例検討会)を実施しており、勉強するには良い環境」、「宇和島の方言を覚えて診療時に使えば、患者さんとの距離が縮まる」などアドバイス。今後の協力体制を確認し、閉会した。

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