徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)9月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1149 二面

VRリハビリ
定量指示・評価が鍵
楽しく体幹バランス改善

ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイとコントローラーを持つ原社長 ゴーグル型のヘッドマウントディスプレイとコントローラーを持つ原社長

近年著しく進化するヴァーチャルリアリティ(VR=仮想現実)技術。ヘッドマウントディスプレイを装着すると視界には三次元の別世界が広がる。「手を30㎝上げてと言われても具体的にどこに上げたらいいのか、リハビリ現場ではとまどう患者さんがいました。重要なのは目標の個別定量的な指示と評価。それを実現できるのがVRを活用したリハビリです」

VRリハビリプログラムの画面例。実際には360度、この世界が広がる VRリハビリプログラムの画面例。実際には360度、この世界が広がる

こう話すのはVRリハビリ機器を開発するmediVRの原正彦社長(循環器内科専門医)。同社のVRリハビリは、落下する果物などをコントローラーでキャッチするプログラムを行う。歩行に重要な体幹バランスの強化が目的だ。リーチング(手を伸ばす動作)を促すことで体幹バランスを崩す刺激の定量指示・評価が可能となる。ゲーム感覚で楽しめる運動と認知刺激の二重課題型であることもリハビリ効果向上に寄与するという。

対象は脳梗塞後のまひや失調(運動障害)、パーキンソン病、サルコペニア(骨格筋量・筋力の低下)、骨折など。10年前の小脳出血による慢性期失調患者さんに、協力病院で試行的に2カ月実施したところ改善の見込みのなかった症状が改善。既に安全性試験を終え製造販売許可を取得。年内に販売開始する計画だ。

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