徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)9月3日 月曜日 徳洲新聞 NO.1149 二面

リハビリを数値化
ウエアラブル
三次元解析装置

「ウエアラブル」は装着型のコンピュータ搭載装置のことで、身に付けた人のさまざまなデータ管理や解析などを行うことができる。Moffが開発したモフバンドは、装着者の体の動きを三次元で解析し数値化する装置だ。

モフバンドを装着した右から三菱総研の飯村次郎・経営企画部参事、Moff の髙萩・代表取締役、三菱総研の鈴木智之・主任研究員 モフバンドを装着した右から三菱総研の飯村次郎・経営企画部参事、Moff の髙萩・代表取締役、三菱総研の鈴木智之・主任研究員

モフバンドを活用し同社と三菱総合研究所が共同開発したのが「モフ測」(3月に販売開始)。これはモフバンドを手足や胴体に装着することで、歩行・バランス・上肢の動作・関節可動域を計測するシステムだ。タブレット端末の画面に表示された数値を見ながらリハビリテーションを行うことで、セラピストごとのばらつきがなく、正しい動作を患者さんに指導可能。リハビリ効果の経時的変化を数値として見える化できるため、患者さんのモチベーション維持・向上に貢献、施設間の患者さんの引き継ぎの際にも役立つ。

また、昨年8月にはモフバンドを活用した「モフトレ」も販売。これは高齢者を対象にした機能訓練支援プログラム。体操などを行う「ロコモ予防トレーニング」、立ち上がりなどの動作を訓練する「日常生活動作トレーニング」などのプログラムを用意。これらは東京大学、早稲田大学の高齢者健康科学専門家が監修・協力した。

Moffの髙萩昭範・代表取締役は「科学的な健康維持をもっと身近なものにしたい。要介護になる前に、モフ測とモフトレを活用していただきたいです」と力を込める。

PAGE TOP

PAGE TOP