徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

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Tokushukai medical group newspaper digest

2018年(平成30年)8月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1147 三面

葉山ハートセンター&湘南鎌倉総合病院
日常診療に役立つ知識習得
「一枚上手な身体診察・第6弾」開催

葉山ハートセンター(神奈川県)の西口翔・内科部長と湘南鎌倉総合病院(同)の関根一朗・救急総合診療科医師は7月7日、湘南鎌倉病院で研修医や医学生を対象にした勉強会「一枚上手な身体診察・第6弾」を開催した。身体診察のポイントを学び、日常診療に役立てるのが目的。院内外から50人以上が参加した。

身体診察を楽しく学んだ院内外の参加者 身体診察を楽しく学んだ院内外の参加者

同勉強会は2015年7月に第1弾を開き、以降年2回のペースで開催。発起人の西口部長に加え関根医師がレギュラー講師となり、毎回多彩なゲスト講師を招き診療科の壁を越えて身体診察のコツを伝授している。

関根医師は「その医師、舌圧子(ぜつあつし)、上手し」と題し講義。舌圧子とは口や喉(のど)を観察する時に舌を押さえるのに使うへら状の医療器具。まず舌圧子は水で濡らすと独特の味がなくなることを明かし、さらに舌圧子を用い、口を開かない小児などの患者さんの口を開かせる方法、下顎骨骨折の簡易的な検査方法など、実践しながら説明した。

続いて西口部長は「なんだこれは? と気になるそのお腹」をテーマに、3つの症例を提示し、参加者の意見を聞きながら講義を進めた。提示したのは①Sister Mary Joseph's nodule(内臓悪性腫瘍の転移で臍部(さいぶ)に出現する結節)、②臍(へそ)のゴマ、③腹壁静脈の怒張(Medusa(メデューサ)の頭)を呈する肝硬変の1例――で、各症例について診断のポイントなど解説した。

最後にゲスト講師の島根大学医学部附属病院の和足孝之・卒後臨床研修センター医師が「これを知れば一生役立つ、オモローPhysical連弾」と題し講義。まずは初期・後期研修を湘南鎌倉病院で経験した時のエピソードなどを披露した。

その後、身体所見を取る前に気を付けるべきポイントとして「検査の陽性・陰性的中率はその時その場所の有病率や、その状況での検査前確率に影響を受ける」、「検査の感度・特異度・的中率・尤度(ゆうど)比(起こりやすさの比率)を意識しながら検査の経験を積んでいくことで診断精度は向上する」とアドバイス。さらに自身の経験した4つの症例をもとに、それぞれ身体診察のポイントを説明した。

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