2018年(平成30年)1月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1117 二面
湘南鎌倉総合病院
歩行困難主訴例を検討
オープンケースカンファ開催
討論を終え充実した表情の(左から)北野助教、長崎・後期研修医、ブランチ・ティーチングドクター
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は第14回オープンケースカンファレンスを開いた。今回は同院のジョエル・ブランチ・ティーチングドクターが座長、長崎進哉・総合内科後期研修医が演者を務めた。コメンテーターに聖マリアンナ医科大学の北野夕佳・救急医学助教・医長を招いた。同カンファレンスは質疑応答を含め、すべて英語で行う。
長崎・後期研修医は、歩行困難を主訴に来院した中年男性患者さんの症例を発表。患者さんは頻回の下痢で体を思うように動かせず、救急搬送された。長崎・後期研修医らは下痢で主に電解質のカリウム濃度が低下し、筋力低下を来していると判断。ICU(集中治療室)で電解質の調整を行うかたわら、下痢の原因究明にあたった。検査の結果、腸管スピロヘータ症が疑われたため、抗生物質を投与したところ下痢が改善した。カンファレンスでは、患者さんの来院時から臨床推論を展開。北野助教やブランチ・ティーチングドクターのファシリテートの下、参加者は患者さんの状態や検査結果などから意見を交わし診断に迫った。
すべての経過を説明した後、長崎・後期研修医は「いくつも議論するポイントがあったので、このテーマにしました」と説明。学生の頃に同カンファレンスに参加したことを明かし、「ワクワクしたのを覚えています。いつか自分が演者として話してみたいと思っていました」。