徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2015年(平成27年)12月7日 月曜日 徳洲新聞 NO.1009 三面

福島副理事長
老健施設の稼働状況説明
親病院と連携強化を

老健のあり方を分析する福島・副理事長 老健のあり方を分析する福島・副理事長

一般社団法人徳洲会の福島安義・副理事長は徳洲会グループの介護老人保健施設(老健)の稼働状況について説明した。

現在、入所率が98%を超える施設がある一方、50%を割る施設もあり、ばらつきが見られる。老健からは「病状の不安定な方の紹介が多く入所につながらず、入所してもすぐに入院になる」などの意見があるという。

対策としては親病院との連携会議、近隣の病院・施設への訪問、近隣の介護事業所への空き状況の連絡と同事業所への訪問などを挙げた。

稼働率低下の主な原因として「入所までの流れを分析すると、判定会議で断ったり相談員が事前に断った例や施設長、看護師長が単独で断ったケースなどがありました」と報告。

断る理由は認知症による行動障害、病状が安定していない、点滴など医療管理が必要など。

これに対し福島・副理事長は「紹介先への入所基準の説明が十分でないことも考えられます。断り件数が多いと入所基準が高いと思われ、紹介も減少してしまいます」と指摘。入所基準を明確にし、基準内であれば必ず受け入れることを要請。さらに「人工透析、人工呼吸器不可が受け入れ条件になっている場合は、親病院の支援があれば可能ではないでしょうか」と、親病院とのコミュニケーションを深めるべきと提言した。

また、老健退所後に他施設に移る方が目立つ点に対して検討も求めた。

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