徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP 45th

病気の治療

medical treatment

整形外科の病気:脊髄腫瘍

硬膜外、硬膜内髄外、髄内に腫瘍が発生

脊髄腫瘍は、脊柱管内に発生した腫瘍の総称で、発生部位により、①硬膜外腫瘍、②硬膜内髄外腫瘍、③髄内腫瘍に分類されます。

腫瘍の発生高位や横断面での発生部位、脊髄・神経根圧迫の程度により、痛み、しびれ、感覚鈍麻、筋力低下、手指の巧緻運動障害(箸が使いにくい、ボタンがかけにくい)、歩行障害、排尿障害などの症状が出現します。

手術による全摘が基本だが一部で放射線治療も

診断にはMRI(単純+造影)が重要ですが、確定診断には病理検査が必要です。
脊髄腫瘍の治療の原則は、手術による全摘出術ですが、一部の髄内腫瘍(星細胞腫、上衣腫の部分摘出例)では放射線治療が行われます。顕微鏡下に術中脊髄モニタリングを行いながら手術を行いますが、全摘出ができないこともあります。術後神経合併症出現、悪性度、腫瘍残存の可能性について術前に十分理解する必要があります。

  1. 硬膜外腫瘍(15%)

    硬膜外腔に存在する腫瘍で、脊髄は硬膜の 外から圧迫されます。転移性腫瘍(がん、悪性リンパ腫等)が多く、原発性腫瘍では神経鞘腫、脂肪腫、血管腫などがあります。

  2. 硬膜内髄外腫瘍(70%)

    硬膜下あるいはくも膜下腔に存在する腫瘍で、脊髄を外から圧迫します。腫瘍の大部分は神経鞘腫か髄膜腫です。発生部位やMRI造影所見に特徴があります。

    • A) 神経鞘腫(神経線維腫を含む)

      55%は硬膜内、20%は硬膜外、25%は硬膜内外(砂時計腫)に発生します。後根から発生することが多く、脊髄の後側方に存在します。MRIでは嚢腫やリング状造影効果がみられます。

    • B) 髄膜種

      60%は胸椎に存在し、脊髄側方または前方の硬膜内層から発生します。再発しやすいため発生部位の硬膜を含めて腫瘍を切除する必要があります。MRIでは均一に造影されます。

  3. 髄内腫瘍(〜15%)

    脊髄内部に発生する腫瘍で、多くは神経膠腫(上衣腫、星細胞腫)ですが、成人には上衣腫が、小児では星細胞腫の頻度が高くなります。他に、血管芽細胞腫、悪性リンパ腫、転移性腫瘍、海綿状血管腫がみられます。

    • A) 神経鞘腫(神経線維腫を含む)

      55%は硬膜内、20%は硬膜外、25%は硬膜内外(砂時計腫)に発生します。後根から発生することが多く、脊髄の後側方に存在します。MRIでは嚢腫やリング状造影効果がみられます。

    • B) 髄膜種

      60%は胸椎に存在し、脊髄側方または前方の硬膜内層から発生します。再発しやすいため発生部位の硬膜を含めて腫瘍を切除する必要があります。MRIでは均一に造影されます。

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